内容説明
半世紀にわたり日本のジャズ評論をリードし、さまざまな問題提起をしてきた岩浪洋三の集大成。本場アメリカのジャズを長年じかに聴きつづけ、そこで得た彼ならではのジャズ観が全編を貫き、ジャズ史の真実が明かされていく。
目次
序章(新しいジャズの歴史へ;ジャズとは)
第1章 ジャズの誕生からスウィングまで(ジャズ誕生以前の音楽;アメリカ・ポピュラー音楽の誕生 ほか)
第2章 ジャズ・シーン展望(ジャズ・ヴォーカル;アフロ・キューバン・ジャズ史 ほか)
第3章 モダン・ジャズから現在のジャズまで(ビ・バップの誕生とそのスターたち;プログレッシヴ・ジャズ ほか)
著者等紹介
岩浪洋三[イワナミヨウゾウ]
1933年愛媛県松山市生まれ。松山東高校、松山商科大学卒業。エヒメ労音事務局長代理を経て、’57年に上京。『スイング・ジャーナル』編集長を務めたあと、’65年よりフリーのジャズ、ポピュラー音楽の評論家に。雑誌、新聞に執筆のほかテレビ、ラジオにも出演。東京芸術大学、桐朋学園大学講師を経て、尚美学園大学、大学院の芸術情報学部客員教授、武蔵野外語専門学校講師。ミュージック・ペンクラブ・ジャパン運営委員、日本ポピュラー音楽学会会員。松屋百貨店「栄光のジャズ展」、大丸「ジャズ100年展」監修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
moonanddai
1
ジャズの成立過程を見ると、確かに「ジャズは黒人の音楽」というのは正確ではないのかもしれない。アフリカの精神と西洋音楽の伝統がジャズというものを作る源流となったものらしい…。ジャズの「元」となったものから説明されており、それはそれで参考になったけど、固有名詞に馴染みがないため、少々苦戦…。やはりモダンジャズになってきてからが面白かった。スタンス・ゲッツにニヤリ、ビル・エヴァンスに納得、チャーリー・パーカーを再認識…。そしてやっぱりマイルスに止めを刺す。読み終えて、グレン・ミラーを借りてきた。結構いい♪2013/09/07
-
- 和書
- 代数・幾何 高校自由自在