内容説明
タッタタラー!ボッケは、どこからともなくやってきた。リーもいっしょに。ふたりは、ベットもいすもテーブルもない、なかがからっぽのヤナギの木にすんでいる。ボッケとリー、ふしぎなふたりの、ふしぎなおはなし。はじまり、はじまり。
著者等紹介
レーク,ハリエット・ヴァン[レーク,ハリエットヴァン][Reek,Harriet Van]
1957年、有名な漫画家ヤン・ヴァン・レークの長女として、オランダのライデンに生まれる。1987年に出したデビュー作『レナレナ』(リブロポート刊、絶版)で、「金の石筆賞」を受賞。その後も数年に一度、絵本作りを続け、『ボッケ』で2002年に銀の絵筆賞を受賞。いっぽうで1991年には女性二人による劇団「バンケッチェ」を結成し、さまざまなアート活動を続けている。現在は、ロッテルダムに2人の息子と暮らす
野坂悦子[ノザカエツコ]
1959年、東京に生まれる。翻訳者として『レナレナ』でデビュー。現在は翻訳活動にくわえ、日本が生んだ紙芝居文化を世界のあちこちで広めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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fwhd8325
49
オランダの絵本。教訓めいた内容ですが、イラストがとってもユニークで面白いです。2023/07/17
gtn
20
虫を食いながら訳の分からないことを呟くおばあさんをボッケとリーが信じた途端、宗教が生まれた。しかし、道理から遊離するものをあまり信じない方がよい。それ故、ボッケたちも美味しそうなパンケーキをみすみす見過ごしてしまった。2020/12/18
ぱせり
2
こういうことは、わたしだって、(そっくりではないけど、似たようなことは)もしかしたら、みんな子供の時代にとっくに体験済み(笑)・・・じゃありませんか。それを今思い出して追体験するにはちょっと気だるいような、心地よいような、・・・大人になってしまいました。2008/04/09