内容説明
意外にも、アフリカには、すばらしく豊かで多彩な、絹織物の伝統がある。本書は、大英博物館の華麗な収蔵品から30点以上を選び、アフリカ大陸の各地に伝わる絹の織物と刺繍の全貌を、初めて1冊の本として紹介するものである。王や高官のために作られたものでは、アシャンティ族(ガーナ)の優美な織物や、金をちりばめたエチオピアのガウン、もっと庶民的なものでは、マダガスカル、メリナ族の色彩豊かな埋葬用の布など、どれをとっても見応えのあるものばかりだ。
目次
絹は遙かな時と場所を超え、文化を紡ぎ出す(絹を紡ぎ出すもの;生糸はサハラ砂漠を越えて;北アフリカ;エチオピア;西アフリカ―ナイジェリア;ガーナ;マダガスカル;伝統を守り新たなる流行へ)
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作品集
著者等紹介
スプリング,クリス[スプリング,クリス][Spring,Chris]
大英博物館、民族誌学部門の専門学芸員
ハドソン,ジュリー[ハドソン,ジュリー][Hudson,Julie]
大英博物館の専門学芸員であり、とくにチュニジアの織物に関心を寄せている
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