出版社内容情報
遣隋使から始まる1500年間に及ぶ日中関係を網羅。世界的に重要かつ危険な二国関係を歴史から理解し21世紀のアジアの趨勢を読む
内容説明
永遠の隣人、日中の歴史から世界とアジアの未来が見える。遣隋使以来の1500年史を第三者の視点から客観的に記述した大作。
目次
第1章 中国の日本文化への貢献―六〇〇~八三八年
第2章 革新的な学びを伴わない貿易関係―八三八~一八六二年
第3章 西洋諸国への対応と関係再開―一八三九~一八八二年
第4章 朝鮮をめぐる競争と日清戦争―一八八二~一八九五年
第5章 日本に学ぶ中国の近代化―一八九五~一九三七年
第6章 台湾と満洲の植民地化―一八九五~一九四五年
第7章 政治的混乱と戦争への道―一九一一~一九三七年
第8章 日中戦争―一九三七~一九四五年
第9章 大日本帝国の崩壊と冷戦―一九四五~一九七二年
第10章 協力―一九七二~一九九二年
第11章 日中関係の悪化―一九九二~二〇一八年
第12章 新時代に向かって
著者等紹介
ヴォーゲル,エズラ・F.[ヴォーゲル,エズラF.] [Vogel,Ezra F.]
ハーバード大学ヘンリー・フォード2世社会科学名誉教授。1930年アメリカ・オハイオ州生まれ。1958年にハーバード大学にて博士号(社会学)を取得後、日本語と日本の家族関係の研究のために来日し、2年間滞在。それからは毎年、日本を訪問している。67年にはハーバード大学の教授に、72年には同大の東アジア研究所所長に。93年から95年にかけて国家情報会議(NIC)東アジア担当の国家情報官に就任。2000年に教職から引退し、10年以上を費やして『現代中国の父―〓小平』を執筆。同書は中国でミリオンセラーを記録したほか、外交関係書に贈られるライオネル・ゲルバー賞、全米出版社協会PROSE賞特別賞を受賞し、全米批評家協会賞ファイナリストにも選出された
益尾知佐子[マスオチサコ]
九州大学大学院比較社会文化研究院准教授。専門はユーラシア国際関係、現代中国の政治・外交。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。日本学術振興会特別研究員(DC1、海外、PD)、日本国際問題研究所研究員、エズラ・F・ヴォーゲル教授研究助手、ハーバード大学イエンチン研究所協働研究員、中国社会科学院訪問学者、外交学院訪問学者などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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