内容説明
立ち直るたびに人は「やさしい人」になってゆく。
目次
1章 そんなに自分を叱りなさんな!
2章 がんばり過ぎは、心が貧しい
3章 穏やかな人ほど、うまくいく
4章 すっかり諦めると、「これから」が広がる
5章 「明日の楽しみ」は、今日つくられる
6章 「その気」になれば、怖いものでも怖くない
7章 こんな自分を許してみよう
著者等紹介
斎藤茂太[サイトウシゲタ]
人生は悠々と、急がずあせらず。かくいう著者は、精神神経科・斎藤病院名誉院長として、悩める現代人の「心の安らぎコンサルタント」をつとめる一方、日本旅行作家協会会長、日本ペンクラブ理事など、多方面で活躍中。精神科医で歌人だった斎藤茂吉の長男
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mina
10
かなり久々の再読。最近まで「努力しよう、頑張ろう」という方へ前のめりになっていたので、再読してちょうどいいバランスになれたと思います。自己啓発本というよりも「もっとゆるやかに生きていいんだよ」というメッセージが込められたエッセイに近いと感じます。「楽しそうなこと、面白そうなことには何にでも、その気になって挑戦してみよう」という言葉が気に入りました。2018/04/14
ぽんまま
1
いい人は立ち直りが悪い。 がんばる人は立ち直りが遅い。 などなど・・・モタ先生の楽しい文章で、がんばりすぎないで、できないことはできないと言っていいんだよ。 立ち直りの悪い人はいつまでもシツコイし、寂しい人です。というのが一番インパクトがあった。 寂しいからひとつの事に執着してしまい、しつこくなるし、そこでくじげたらここまでがんばったのにとか、こんなにしているのにとか、あきらめが悪くて、立ち直りがなかなかできない・・・ ちょっとわがままなぐらいがちょうどいいといわれるとすごく気持ちが楽になる。 自分を大2011/12/23
貴登
0
基本的に諦めること、整理をつけることを下地としたメッセージや思考を短文の集まりで、よくある自己啓発本の一種である。しかし、ある一文が私にいい影響を与えてくれたので悪くない本と思う。2017/03/24
Happy
0
私自身は立ち直りの早いほうだと思うのですが、この頃ちょっと疲れ気味の子供のためにできることをと思って読んだ。心が軽くなる言葉が見開き2ページぐらいで簡潔に書かれていて読みやすかった。心が折れた時に引きずる人って大変だろうなぁと思い、そういう人たちの居ることも心に留めておこうと思う。2014/05/15