内容説明
あれは菜の花?ツバキは唾の木?詩歌に現れる植物へのさまざまな疑問。その謎を解き明かすべく、疑問の源流へとさかのぼる。目からウロコの17篇。
目次
アカシアはアカシアか?
あれは菜の花?
春にはなぜ白と黄色の花が多いのか?
白いコウホネ?―『海潮音』の植物
バラもあれこれ―夢見る薔薇やもののけの薔薇
小出新道の謎
種はなくてもタネはある
中也の植物 道造の植物
なぜ葉は散っていくのだろう?
ツバキは唾の木?―ツバキとサザンカ
ネズミもいればブタもいる―植物名の中の動物
はっかけばばあにくっつき虫―植物の異称あれこれ
王と宰相―ボタンとシャクヤク
屋根の上のアイリス―アヤメ科の植物あれこれ
蓮喰いびとの“蓮”とは何か
アジアの足跡―踏まれても忍ぶ草
植物もヘンシーン!
著者等紹介
高階杞一[タカシナキイチ]
1951年大阪市生まれ。1975年大阪府立大学農学部園芸農学科卒。主な著作:詩集―『キリンの洗濯』(第40回H氏賞)、『空への質問』(第4回三越左千夫少年詩賞)、『いつか別れの日のために』(第8回三好達治賞)、『千鶴さんの脚』(第21回丸山薫賞)。戯曲―「ムジナ」(第1回キャビン戯曲賞入賞)「雲雀の仕事」等。所属:日本現代詩人会、日本文藝家協会、日本音楽著作権協会(JASRAC)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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