SBC学術文庫<br> ナポレオン戦争〈第4巻〉―欧州大戦と近代の原点

SBC学術文庫
ナポレオン戦争〈第4巻〉―欧州大戦と近代の原点

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  • サイズ A5判/ページ数 351p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784860750275
  • NDC分類 235.06
  • Cコード C3322

目次

第12部 ハプスブルク家の再興 最後の勝利―ドナウ遠征一八〇九年 ヴァグラムの戦い シェーンブルンでの和平(新たなる挑戦;ドナウの危機 ほか)
第13部 モスクワへの道―ナポレオンのロシア遠征第一部 一八一二年六月二二日~九月一五日(フランス=ロシア協定の決裂;戦争の計画と準備 ほか)
第14部 退却―ナポレオンのロシア遠征第二部 一八一二年九月一六日~一八一三年三月六日(不安定な立場;軍の崩壊 ほか)
第15部 たそがれ 諸国民戦争―ナポレオンによるドイツの保持と連合軍壊滅の野望 ライプツィヒの戦いでの大敗北(新たなる軍の編成;リュッツェンとバウツェン ほか)

著者等紹介

チャンドラー,デイヴィッド・ジェフリ[チャンドラー,デイヴィッドジェフリ][Chandler,David Geoffrey]
1934年イギリス生まれ。オクスフォード大学キーブル・コレッジ卒業。1960~94年サンドハースト王立陸軍仕官学校戦史部教官(1980~94年主任教官)。イギリス軍事史学会名誉会長、王立歴史学協会・王立地理学協会各会員、国際ナポレオン協会学術顧問。18~20世紀のヨーロッパ軍事史に造詣が深く、その功績で1991年オクスフォード大学より名誉博士号(D.Lit)を授与される。海外での評価も高く、国際軍事史学会副会長、オハイオ州立大学・ヴァージニア軍事研究所・アメリカ海兵隊大学校で客員教授も務める

君塚直隆[キミズカナオタカ]
1967年東京都生まれ。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。神奈川県立外語短期大学助教授。博士(史学)。専攻は近代イギリス政治外交史

糸多郁子[イトダイクコ]
1964年東京都生まれ。津田塾大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。桜美林大学短期大学部英語英文学科助教授。専攻は近現代イギリス文学

竹村厚士[タケムラアツシ]
1966年神奈川県生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程在学中。専攻は近代フランス兵制史

竹本知行[タケモトトモユキ]
1972年山口県生まれ。同志社大学大学院法学研究科政治学専攻博士後期課程在学中。花園大学非常勤講師。専攻は近代日本兵制史
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

25
4巻はオーストリア戦役からライプツィヒの戦いまで。オーストリア戦役では参謀総長のベルティエを総司令官に任命する起用ミス(ずっと参謀の仕事だったのに総司令官起用は乱暴すぎでは)による大混乱を収拾しながら優れた軍事的才能で臨機応変に指揮して勝利した。しかし、親友でもあった猛将ランヌ元帥を失い、オーストリア軍への追撃も中途半端だった(騎兵の質低下もあるが、マッセナ元帥とルフェーブル元帥に追撃させなかったというミスもある)。この中途半端な戦果のツケはライプツィヒで払わされることになる。2023/07/02

気球に乗ってる人

0
ナポレオンのロシア遠征が中心になる4巻。トルストイの「戦争と平和」を一度通読した後で、これを読んだ。なるべく事実のみを淡々と述べていくスタイルなのか、そこまで悲惨な状況だったみたいな印象は受けなかった。「戦争と平和」ではクトゥーゾフは理想的な英雄として扱われていたのに対し、こちらでは一貫して愚鈍な老将として描かれてて興味深い。2018/01/27

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