内容説明
木子七郎、金重業、野田俊彦、阿部美樹志など今まで注目されてこなかった建築家の仕事にスポットをあてる。また浄水場、配水塔などの水道施設や橋など近代を作ってきた土木技術者のデザインとアール・デコの関係をとらえる。
目次
木子七郎―関西日仏学館と大阪府立夕陽丘高校清香会館と松山大学温山記念会館
置塩章―旧・兵庫県信用組合連合会と旧・鳥取県立鳥取図書館と旧・加古川町公会堂
金重業と横浜高等工業の痕跡
アール・デコの普及に果たした洪洋社の役割
いわゆる構造派とアール・デコ―野田俊彦と「建築非芸術論」と前橋市水道資料館
土木技術者とアール・デコ―阿部美樹志と金森誠之
水道施設とアール・デコ
橋の親柱とアール・デコ
著者等紹介
吉田鋼市[ヨシダコウイチ]
1947年、兵庫県姫路市生まれ。1970年、横浜国立大学工学部建築学科卒業。1977年、京都大学大学院建築学専攻博士課程単位取得退学。1973~75年、エコール・デ・ボザールU.P.6および古建築歴史・保存高等研究センター在学(仏政府給費留学生)。横浜国立大学教授、同大学院教授を経て、同大学名誉教授。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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