内容説明
岩の上に建てるという発想はなぜ生まれたのか。一度は見ておきたいフランク・ロイド・ライトの最高傑作。いま解き明かされる建築と建築家の物語。
目次
第1章 たたえられた建築の特殊性
第2章 際立った外観のデザイン
第3章 インテリアデザインの見所
第4章 住み易さを求める努力
第5章 落水荘はいかに発想されたか
第6章 工事中のもめごと、やりとりなど
第7章 伝えられた大修理の経過
第8章 世界にはばたく落水荘のデザイン
著者等紹介
三沢浩[ミサワヒロシ]
1955年東京芸術大学建築科卒業、レーモンド建築設計事務所勤務。1963年カリフォルニア大学バークレー校環境デザイン学部講師を経て、1966年三沢浩研究室主宰。1991年三沢建築研究所設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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東隆斎洒落
2
13.8.22 帝国ホテルの設計にも関わった、フランク・ロイド・ライト氏の晩年の作として、1936年にペンシルバニア州に完成した、百貨店オーナー別荘についての本。 英語名の「Fallingwater」は造語(滝はWaterFall)、邸宅の下に川が流れるように見える設計手法や、ライト氏の晩年に至るまでのエピソード、落水荘の一部屋一部屋が、余すところなく解説されている。 水、岩、森との調和された建築物、カラー写真で紹介されていないので、尚更実物を見に行きたくなる。 モノづくりの原点を感じながら読了。2013/08/22
takao
0
ライトの作品2017/07/09
Teo
0
フランク・ロイド・ライトの落水荘に関するとても良い網羅本。これにもっと落水荘の写真があったら最高だった。但し落水荘に関心を持っていきなりこの本はちょっときついかもしれないので、先ずは写真集などで堪能してからの方が良いかも知れない。あの片持ちの構造は今なら割合ふーんと言う感じではあるが、建てた時代が時代な為に相当よく出来た物だと思う。2013/10/31
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