構造デザイン講義

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784860730406
  • NDC分類 524
  • Cコード C0052

内容説明

東京大学における講義の集成。建築と土木に通底する構造デザインとは何か。実践に裏打ちされた構想力による建築家の次代へのメッセージ。

目次

1章 総論
2章 組積造
3章 スティール
4章 コンクリート
5章 プレキャストコンクリート
6章 木造
7章 構造デザインの最前線

著者等紹介

内藤廣[ナイトウヒロシ]
1950年横浜生まれ。74年早稲田大学理工学部建築学科卒業。74‐76年同大学院にて吉阪隆正に師事、修士課程修了。76‐78年フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所勤務(マドリッド)。79‐81年菊竹清訓建築設計事務所勤務。81年内藤廣建築設計事務所設立。2001年東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻助教授。03年同大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆり ひかる

3
とにかく知識をつけなきゃダメだと思いこの本を手にとった。しかし、知識を詰め込む内容というより、さまざまな代表的構造を取り上げながら、建築家=設計を担うものがこれから持たなければいけない経験知・体感知・現場知の重要性を説いたものだった。これが一貫した内藤廣からのメッセージだった。建築家・構造家を志す人は読まなきゃいけない一冊だ。奇抜で新しくなる建築表現。複雑になる構造。追いつけない今のコンピューター。抜け落ちた人としての物質に対する感性、現場のノウハウ。近代西洋文化的構造の限界。求められる体験知。 おおざっ2014/03/10

読書ッカー

3
内藤廣さんが東大社会基盤学科で行った構造デザインの講義をまとめた本ということですが、建築とか土木とか全く知識がなくても面白い本でした。プレキャストコンクリートの章はちょっと専門的で個人的には難しかったけど、木造の章なんかは哲学的な領域にも拡がっていって興味深かったです。2014/03/02

スパイシーマン

3
読みやすかった。自分は感性を磨くことをあまりやってこなかったと思う。教科書では分からない事はたくさをある。だから、なぜこんな構造になっているのか考える癖を付けようと思う。著者曰わくこれは若い時にやっていた方がいいようだ。魚の骨じっとみてみるか!2013/09/29

laili

2
少し前の本で、やや専門的な記述も多いですが面白い。建築は私たちの生活と密接に結びついていて、勉強になる。戦争で技術が発展するというのは皮肉にもなるほど。来年から働き方改革、現場の高齢化、AIの進化に対応しきれない現実など、業界的にも非常に過渡期、とはいえ衣食住の住は必須要素。衣とは違い、ミスが生死に関わる業界。建築の世界ってカオス!と思いながら読みました。2024/01/01

potato

2
苦手意識を持っていた構造にちょっと近づけた気がした。 講義口調で書かれたこの本は、とても読みやすく、すっと頭に入ってきた。 見逃しがちな仕組み、計算任せだと思っていた構造に対して、もっと謙虚に向き合い、日々観察しておく必要があると思った。今読めて良かったと思える本だった。2021/08/30

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