内容説明
東南アジア各国に伝わるさまざまな話を下敷きに展開する、壮大な歴史ファンタジー。第30回手塚賞佳作受賞作家による『護鬼の里』(2003年・刊)の鬼影丸誕生までの物語。
著者等紹介
三宅和久[ミヤケカズヒサ]
1962年生まれ。博多出身。内科、小児科、漢方医師。学生時代は漫画倶楽部に所属。1985年「天山の少年」で第30回手塚賞佳作受賞。1991年より10年間AMDA(アジア医師連絡協議会)に所属。クルド難民、ルワンダ難民、チェチェン難民、アフガン地震、コソボ難民など世界各地の緊急救援活動に参加。活動地は10カ国に上る。ここ15年は奨学金と廉価医療ボランティア活動をミャンマーで行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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兵士O
4
これは隠れた名作です! 僕の読後感は、古事記+風の谷のナウシカ+レッドクリフ! この本は全二十話あるのですが、すべての話に作者三宅さんの流麗なイラスト付き! 特にド迫力の古代の合戦シーンは一見の価値アリですよ! 表紙を見て何じゃこりゃ?と思うかもしれませんが、この絵にこそ、物語全体の主要キャラクター、世界観、裏設定などが込められているので、どうか本編の方まで読んで欲しいです。ストーリーは諸行無常で悲しみに満ちていました。特に題名にもなった白龍の娘の末路には、僕はただただ、涙、涙でした。泣きたい人向き!!!2020/04/01