出版社内容情報
まえがき
凡例
現代キャンパスことば辞典岡山大学編1
解説330
あとがき356
主要参考文献360
コラム
花に水をあ・げ・ますか?
渋川は海じゃガ
先生、コピーを取らさ・せていただけませんか?
デーコン、テーテーテ!
半田山の桜がもう散リョールわ
いちょうの葉が色ヅイトルなー
信じれーん!このペン、もう書けれ・んくなったわ
ま え が き
「大学生のことば」と聞いて、皆さんはどんなことばを想像されるでしょうか?「ゼミ」「卒論」「コンパ」「サークル」「下宿」「バイト」…など、これらのことばは現役大学生の皆さんにとって毎日の生活でよく使う日常語だと思います。また、かつて大学で学生生活を送ったことのある方なら、こうしたことばを使った経験をお持ちの方も多いでしょう。でも、大学を卒業すればこのようなことばを聞いたり使ったりすることはなくなりますし、大学で学生生活を送ったことのない方にとっては聞いたことはあっても日常生活で使うことはあまりないことばではないかと思います。つまり、これらは大学生に特有の語であると言えます。このようなことばは「キャンパスことば」と呼ばれ、1980年代の終わりから90年代にかけて全国の各大学でその収集が盛んに行われてきました。
(中略)
本書は、現代の大学生のうち、岡山大学の学生である「岡大生」が岡山大学のキャンパスで日常用いることば「岡大キャンパスことば」を集め、記述した『現代キャンパスことば辞典岡山大学編』です。岡山県内の大学生のことばを集めたものとしては初めての試みです。本書に採録したのは、原則と関して行われた世論調査や岡大生を対象に行ったアンケート調査の結果、また、見出し語に関連した情報をインターネット上で検索できるよう、URLなども載せました。なお、本編の後には、採録したことばの特徴をまとめた解説を付しています。
(後略)
内容説明
気鋭の社会言語学者が岡山大学のキャンパスで収集した面白辞典。「…じゃがー」「でーこん、てーてーて」など岡山弁の特徴を鋭く解説したコラムも読み応えたっぷり。
著者等紹介
中東靖恵[ナカトウヤスエ]
岡山大学文学部講師。昭和47年、広島市生まれ。専門は社会言語学、日本語音声学、日本語教育学。広島女学院大学卒業、フェリス女学院大学大学院博士前期課程修了、お茶の水女子大学大学院博士後期課程中途退学。平成11年より現職
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ぬのさと@灯れ松明の火
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