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天然生活ブックス
香りの扉、草の椅子―ハーブショップの四季と暮らし

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  • サイズ A5判/ページ数 171p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784860674564
  • NDC分類 499.87
  • Cコード C0077

目次

第1章 冬は野を想い(薬草の家;眉間に皺を寄せた少女 ほか)
第2章 春の光を手に受けて(春の香り、春の色;草の名を持つ猫たち ほか)
第3章 夏に謳う(木陰のテーブル;神様の絵筆 ほか)
第4章 秋、愛しき日々は続き(美しきは今、今できること、明日できること ほか)

著者等紹介

萩尾エリ子[ハギオエリコ]
ハーバリスト。ナード・アロマテラピー協会認定アロマ・トレーナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

56
心が静かに上を向いていく。そんな読後感。土の匂い、草たちの発する息遣いが恋しくなるそんな一冊でした。植物を育てたことがある人なら一度は経験があるかもしれない。植物に癒される心地よさを。今年もベランダにハーブや草花を育てたくなりました。2016/04/18

陽子

31
今はコロナなご時世で気軽な外出もしづらいムード。そんな時だからか、この本は素敵なハーブのお店で温かくもてなされているような気分になった。信州蓼科の緑豊かな自然の中の古びた家屋でナチュラルなお店。四季折々の様々な飲み物や食べ物やスープ。ハーブを使って香を楽しんだりするのは、質素でありながら実はとても贅沢で幸せなことだなあと思った。ハーブによって病の人がゆっくり癒されたり何かを取り戻すエピソード印象的だった。「人も自然も、どちらが欠けていても人生は味気ない。二つの織りなす日々こそ、私にとって必要」心に残った。2020/05/10

seeds

14
信州蓼科で[たてしなハーバルノート・シンプルズ]という薬草店を主宰する萩尾エリ子さんのエッセイ・写真集・ハーブ解説本。 植物を愛する彼女の暮らしぶりに魅せられます。笑顔をなくしてしまったとき、命の灯火が消えそうなとき、植物やその香りは生きるちからを取り戻すきっかけを与えてくれるようです。時には癌を患った友人に、時には精神科の患者さんに寄り添い、植物やハーブの香りの効果を実感する彼女はこう言います。 ≪植物に触れ、その気配に身を置くと、命は精気を取り戻す≫ 植物に触れる暮らしを意識しようと思います。2019/06/21

Mayu

13
暮らすこと、はたらくこと。人と比べたり、世間の基準を満たすのではなく、本当に自分が求めていることが少しずつわかってきたかな?と感じている今、更にもう一つ背中を押してくれるような書籍でした。著者の前知識は何もありませんでしたが、表紙にピンときて好みの本に出会えるようになったことも嬉しい。心の扉を開いてくれるような詩的な文章と、蓼科の自然や趣あるハーブ店の美しい写真に浸れる一方で、ハーブの活用法については、かなり専門的に踏み込まれていると思います。「暮らすということ」の章の言葉が特に印象的でした。2015/12/19

G-dark

12
蓼科でハーブショップを営んでいる方の本。様々なハーブの入った瓶が棚にずらりと並ぶこの方のお店は、まるで魔法使いの家か錬金術士のアトリエのよう。ハーブと精油の効果や、お菓子や飲み物のレシピも載っているし、ゆったりと時を過ごして四季の移ろいを感じる素晴らしさが書かれているので、読んでいてほっとします。緩和ケア病棟にいる方たちや、病気や老いと向き合う友人との触れ合いについて書かれた所が、読んでいて心にぐっときました。生きるためには治療だけではなく心の癒しも必要なのだ、とこの本から教えてもらった気がします。2015/09/12

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