内容説明
厳しい戒律のもと、つつましく暮らす修道女たち。修道院では、中世の時代から、レシピを大切に守りつづけています。材料が豊富にはない時代に生まれたレシピなので、つくり方はとてもシンプルですが、しみじみおいしくて、どこかほっとする味わいです。素朴でかわいい修道院のお菓子、50品。
目次
第1章 春から夏へ(クレマ・カタラーナ;聖クララのドーナツ ほか)
第2章 秋から冬へ(ブニュエロ;パネジェッツ ほか)
第3章 修道女の伝統菓子(サンティアゴのケーキ;生クリームのビスコッチョ ほか)
第4章 修道女のいつものお菓子(りんごのケーキ;ビスケットのケーキ ほか)
著者等紹介
丸山久美[マルヤマクミ]
料理家。東京生まれ。スペイン家庭料理教室「Mi Mesa」主宰。アメリカ留学後、ツアーコンダクターとして世界各地をまわる。1986年からスペインのマドリードに14年滞在。現地の料理教室に通いながら、家庭料理を学ぶ。この間に、修道院めぐりを始める。帰国後、スペインの家庭料理をベースにしたレシピを紹介(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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チョビ
5
日本の修道院のお菓子が好きで、京都行くとお土産にたくさん買ってしまうのだが(そういうお店があるのです)、本場は違うな、と思った。日本の修道院ももっと開けてればいいのに、と思ったが、よく考えたらお寺の僧堂みたいなところなんだから無理か・・・。2013/03/26
シナモン
4
図書館本。ですが、手元に置いておかないと作れません。なのでいつか買おう。。。 修道院の素朴な伝統的なお菓子がいい感じ。個人的にはポルボロンとチョコバナナのスプレッドが気に入りました。2016/05/19
こまっちゃん
4
どれも素朴で美味しそうなお菓子ばかり。質の良い材料で作ってみたい。材料費がすごくなりそうだけど。2016/01/25
chocoshio
3
聞き慣れない名前のお菓子が多くて、見てるだけでも楽しい。修道院ながらの素朴な温かみのあるお菓子たち。作ってみたいものがいっぱい!お菓子が美味しい修道院があるなんて初めて知った。スペインの修道院めぐりがしてみたくなる。2015/10/29
あらたま
3
トラピスチヌの例があるから、修道会がお菓子売ってるのは知っていたけど「作ってない所」「おいしくて有名な所」(クララ会)があるのは初めて知った。しかし卵黄6個とか8個とか、昔は冷蔵庫ないからとはいえ贅沢に使うなあ。名前が「天の豚脂」というのも流石。オレンジやレモンの皮を使うのがいかにもスペイン。レコンキスタでユダヤ・イスラム教徒の改宗者が修道院に入ってレシピに影響を与えたというのも面白い。2013/06/01