内容説明
叢書“語りつぐ政治思想”第2弾!!全体主義の時代を生き抜き、現実の政治に寄り添いつつ思考し続けたドイツ系ユダヤ人政治思想家ハンナ・アレント。本書は、ナショナリズムの再燃やポピュリズムの広がりに象徴されるように、政治の座標軸から揺らぐ今日的状況の中で、新しい政治原理の確立を目指し、その思想的エッセンスをやさしくかつ包括的に捉え直す。人間学としての政治学へと立ち返るための誘いの書。
目次
序章 アレントの現在性
第1章 政治の破壊―全体主義の思想的分析
第2章 政治の再生―世界への愛
第3章 新しい政治原理を求めて
第4章 責任ある市民とは何か
終章 あるべき政治のかたち
著者等紹介
寺島俊穂[テラジマトシオ]
1950年東京都に生まれる。現在、関西大学法学部教授。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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