出版社内容情報
「物質は原子からできている。」20世紀に活躍した偉大な物理学者の一人であり、その魅力的な人格やエッセイでも知られている、リチャード・ファインマンの言葉です。“文明の滅亡が避けられなくなり、また蘇るかもしれない人類に一言だけ遺言をのこすとしたら”という問いに対する答えでした。古代より人類は、自身の肉体も含め、目の前にある、もしくは夜空の彼方にある物質の、究極像を追い求めてきました。本書はニュートンから始まり20世紀の素粒子物理学の発展を追いつつ、その基本的なことを数式をほとんど使わずに解説する入門書です。
内容説明
数式は極力避けながらも理屈を並べることは避けていない入門書。ニュートン力学から始まり20世紀の素粒子物理学の発展を追いつつ、その基本的なことを解説。
目次
原子から素粒子へ
近代科学の確立1 ニュートンと万有引力
近代科学の確立2 元素と原子/熱とは何?
光の歴史1 光は波
光の歴史2 光は粒子
新しい物理学 量子力学
粒子の生成と消滅/質量エネルギー
素粒子物理学の誕生 湯川の中間子論
弱い相互作用
核子からクォークへ
量子色力学
新粒子の発見
電弱統一理論
世代間混合/ニュートリノ振動
今後の展望
2つの相対性理論
宇宙の物資史 膨張宇宙と元素合成
著者等紹介
和田純夫[ワダスミオ]
成蹊大学非常勤講師、元・東京大学大学院総合文化研究科専任講師。理学博士。1949年、千葉県生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。専門は理論物理。研究テーマは、素粒子物理学、宇宙論、量子論(多世界解釈)、科学論など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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