150年前の科学誌『NATURE』には何が書かれていたのか

個数:
電子版価格
¥1,430
  • 電子版あり

150年前の科学誌『NATURE』には何が書かれていたのか

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月24日 06時20分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784860645755
  • NDC分類 405
  • Cコード C0040

出版社内容情報

ノーベル賞クラスの論文が多数掲載されてきたイギリスの科学誌『ネイチャー』が、2019年に創刊150年周年を迎えます。パラダイムシフトといえるような論文が載ることもあれば、偽造や捏造を含むような論文が掲載され物議を醸すこともありました。1869年、天文学者ノーマン・ロッキャーはどのような志をもってこの雑誌を起ち上げたのでしょうか。19世紀後半とはどのような時代で、人々は何を考え、どのように科学と向き合っていたのでしょうか。その頃の日本はどのような国だったのでしょうか。創刊当時の記事を読むことで、時代の空気を感じ、現在から未来につながるヒントが見えてくるかもしれません。

内容説明

創刊に託された思い、SNSとしての役割、当時の科学、宗教と科学の関係、女性の科学者の不遇と活躍、記事から見える日本の姿、…1869年に創刊し、150周年を迎える最高峰の科学誌ネイチャー。その創刊当時の遠く離れた時空から送られるメッセージとは。

目次

序 なぜ今、150年前の科学雑誌を読むのか(本書の目的)
第1章 nature創刊に託された思い
第2章 ヴィクトリアンの科学論争
第3章 150年前の科学
第4章 なぜ国が科学にお金を出すのか
第5章 女子の高等教育―「壁」を越えた女子医学生たち
第6章 チャレンジャー号の世界一周探検航海
第7章 モースの大森貝塚
第8章 nature誌上に見る150年前の日本
付録 初期のnatureに何度も載った日本人

著者等紹介

瀧澤美奈子[タキザワミナコ]
科学ジャーナリスト。社会の未来と関係の深いさまざまな科学について、著作活動等を行なう。2005年4月、有人潜水調査船「しんかい6500」に乗船。内閣府審議会委員。文部科学省科学技術学術審議会臨時委員。慶應義塾大学大学院非常勤講師。日本科学技術ジャーナリスト会議副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hit4papa

58
本書は、「Nature」がどのような理念が掲げられて出発し、どのような道のりを歩んできたのか、雑誌制作に関わった科学者らの具体的な活動を通して明らかにしていきます。物事の普及に努めようと専心する人々の高邁な精神は、動き始めた当初においてこそ多くを感じることができるのかもしれません。一般大衆を第一読者と想定していたのは興味深いですね。本書を読み進めるには科学的な知識は不要です。著者は、「Nature」にならって対象となる読者を一般人としているのでしょう。科学に対する情熱が余すところなく伝わる労作です。2019/10/12

みき

48
もう題名から面白さが伝わる本。NATUREという雑誌が150年前から存在していたこと、150年前がヴィクトリア王朝時代だったこと、ダーウィンの種の起源が発表されたことがこの時代だったこと。正直、浅学ゆえに驚きをもって読むことができた。まだ進化論の発表から150年しか経っていないのかということも同様に驚き。そしてそんな時代から創刊されている雑誌に日本のことが多く取り上げられていることも驚き、なんかずっと驚きながらページをめくっていたというのが本音です。内容もよくある無駄な日本礼賛系でもなく楽しく読めました2024/06/27

けぴ

45
Natureに一番多く論文が掲載された人は誰?何と日本人の南方熊楠です。その数50‼︎ そんな印象的な話で終わる本書。Natureの創刊時は一般読者も対象にした科学雑誌的なものだったようです。現在の日本の雑誌ニュートンのようなもの? また日本に興味があったようで大森貝塚の発見のほか、日本人特集も組まれたことがあったとのこと。明治初期の日本人の生活が生き生きと語られます。親日的でのちの日英同盟の下地を感じます。筆者の瀧澤さんの篤い想いを感じる好著でした。2020/02/12

ミライ

43
150年前の雑誌「NATURE」に書かれていた内容から現代を読み解く一冊。「NATURE」はイギリスの科学雑誌で、ノーベル賞などのさまざまな論文を掲載してきた、150年間続いていることがそもそもの驚き。初期の「NATURE」は、現代のSNSのごとく雑誌上で専門家・一般読者を巻き込んだ論争が掲載されていたり、明治維新直後の日本が描かれていたり非常に面白かった。南方熊楠の論文が大量に掲載されていたという事実も初めて知った。2019/12/24

ばんだねいっぺい

35
うーん、面白い。最初のカッコウの卵の色を巡るやりとりからずっと。ダーウィンの「種の起源」対するオーウェンのリアクションは、嫉妬なのかな?分かっていたけど、発明品のほとんどが、海の向こう。この漢字だって中国の漢民族。日本の再興がロケットスタートできたのは、西洋文明のおかげと肝に銘じたい。大森貝塚の知られざる事実には驚いたし、モースが本を寄贈してくれたことに感謝。2019/10/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13424813
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品