出版社内容情報
化石になるのは、骨や貝殻、歯だけだと思っていませんか? じつは、足跡や巣穴といった、生きものの行動の痕跡の化石(生痕化石)もあるのです! 排泄行動の痕跡、つまりウンチの化石なんてものもあるんですよ! 生きものそのものの化石(体化石)より地味な存在かもしれませんが、体化石だけではわからないことも、生痕化石を調べることによってわかることがあります。地味だけどスゴイ! 恐竜やアンモナイト、三葉虫といった古生物好きな方はもちろん、生きものや地球のロマンを堪能したい方にもオススメ! ウンチ化石で博士号をとった、正真正銘のウンチ博士が、知られざる生痕化石の世界をご案内します!
内容説明
地層に刻まれた、太古の生物の行動の痕跡から恐竜やアンモナイト、三葉虫といった古生物の生々しい生態や、壮大な進化の歴史に迫る!古生物のウンチ化石を研究する著者が、知られざる生痕化石の世界を案内する!
目次
そもそも生痕化石って?―生痕化石一問一答
第1章 ようこそ、生痕化石の世界へ!
第2章 生痕化石の研究史―その認識から成因の特定に至る長い道のり
第3章 生痕化石からわかる古生物の暮らしと行動―恐竜から海の無脊椎動物まで
第4章 生痕化石研究の最前線―日本からの発信
第5章 生痕化石研究の実際―研究現場では何が行なわれているのか
第6章 生痕化石研究の今後
著者等紹介
泉賢太郎[イズミケンタロウ]
1987年東京都出身。2015年東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了(博士(理学))。国立環境研究所(日本学術振興会特別研究員PD)を経て、千葉大学教育学部理科教育講座特任助教。国士舘大学理工学部非常勤講師、日本古生物学会化石友の会幹事、地球惑星科学NYS事務局代表幹事。東京大学大学院理学系研究科研究奨励賞(修士)、日本地球惑星科学連合学生優秀発表賞、日本堆積学会最優秀講演賞など、他受賞歴多数。専門は、生痕化石に記録された古生態の研究に加えて、地層を用いた古環境の研究も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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