出版社内容情報
「雨はどのようにして降り、降った後はどこへ行くのか?」私たちにとっては常識とも思われるこの疑問に、科学者たちはずっと悩んできました。古代の科学者は水の循環をあれこれ想像し、現在の科学者は最新の技術を駆使し、雨の一生に迫ろうとしています。
本書は、研究の歴史を通して、雨が降るまでのメカニズム、そして、降った後もつづく地球をめぐる水の旅をわかりやすく解説します。
日常の「当たり前」のなかに「なぜ?」と思う気持ちが芽生える、雨をめぐるサイエンスヒストリーを楽しむ一冊。
三隅 良平[ミスミ リョウヘイ]
内容説明
古代から科学者たちは「雨はどのようにして降り、降った後はどこへ行くのか?」という問題にずっと頭を悩ませてきた。雨が降るまでのメカニズム、そして、降った後もつづく地球をめぐる水の旅について、私たち人類はどのように迫ってきたのか!?雨にまつわるサイエンスヒストリーから見えてくる「雨の一生」。
目次
第1章 地球をめぐる水―その概念ができるまで
第2章 雲と凝結核―雲をつくる微粒子の発見
第3章 雨粒の生成―メカニズム解明から人工降雨へ
第4章 雨と植物―森林は雨を大気に返す
第5章 降雨の浸透―水は地中でどう動くのか
第6章 降雨の流出―雨はどんな経路で川にたどりつくのか
第7章 蒸発―「気象オタク」ドルトンの実験とその発展
第8章 地球の雨の特徴―タイタンの雨と比較する
著者等紹介
三隅良平[ミスミリョウヘイ]
1964年福岡県生まれ。防災科学技術研究所水・土砂防災研究部門総括主任研究員。筑波大学生命環境系教授(連携大学院)。名古屋大学大学院理学研究科大気水圏科学専攻博士後期課程修了。博士(理学)(名古屋大学)。科学技術庁防災科学技術研究所、文部科学省研究開発局開発企画課などを経て現職。専門は気象学(雲物理学)で、災害を引き起こす激しい雨の発生機構や、降雪粒子のモデル化について研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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