出版社内容情報
人類と社会に対して特有の影響を与える作用、能力のことを「機能」と呼び、そこに焦点を絞って化学物質を見つめていく化学の入門書。
「炭素繊維」「メタンハイドレート」「有機EL」など、テレビや新聞でよく目にするものから「コンタクトレンズ」「マニキュア」などの身近なものまで、世の中は「化学のチカラ」で溢れています。本書では、人類と社会に対して特有の影響を与える作用・能力のことを「機能」と呼び、その「機能」に焦点を絞って化学物質を見つめることで化学の奥深さや楽しさに触れることができる内容になっています。
暗記科目ではない「生きた」化学が学べる、読みやすくちょうどいい入門書です。
序章 機能性化学とは何か?なぜ必要なのか?
第1章 さまざまな発光、そして色をつくり出すために
第2章 色、味、匂いで「新しい機能」をつくり出す
第3章 医療での「代替器官」は機能性製品から
第4章 機能性高分子の新たな代表、「炭素繊維」とは
第5章 分子の集まった「超分子」は単体の機能を超える
第6章 金属の機能を拡張する!
第7章 「水の時代」に求められる環境浄化機能
第8章 電気を生み出し、磁気を利用する
【著者紹介】
1945年5月3日生まれ。1974年、東北大学大学院理学研究科博士課程修了。現在は名古屋市立大学特任教授、愛知学院大学客員教授、金城学院大学客員教授、名古屋産業化学研究所上席研究員、名城大学非常勤講師、中部大学講師、名古屋工業大学名誉教授などを兼務。理学博士。専門分野は有機化学、物理化学、光化学、超分子化学。著書に「絶対わかる化学シリーズ」全18冊(講談社)、「わかる化学シリーズ」全16冊(東京化学同人)、「わかる わかった! 化学シリーズ」全14冊(オーム社)、『レアメタルのふしぎ』『マンガでわかる有機化学』『マンガでわかる元素118』(以上、SBクリエイティブ)、『生きて動いている「化学」がわかる』『生きて動いている「有機化学」がわかる』『元素がわかると化学がわかる』(ベレ出版)など多数。
内容説明
すべての物質は機能を持っていますが、本書で意味する「機能」とは、人間が意識してつくり出した、いわば「人工的な機能」をいいます。そこで本書は、主に以下の3つを目的としています。そのような機能を付与された化学物質を紹介すること。そのような機能が発現する直接的原因を明らかにすること。その原因の化学的根拠を明らかにすること。社会人、ビジネスマンに「ちょうどいい」入門書。
目次
序章 機能性化学とは何か?なぜ必要なのか?
第1章 さまざまな発光、そして色をつくり出すために
第2章 色、味、匂いで「新しい機能」をつくり出す
第3章 医療での「代替器官」は機能性製品から
第4章 機能性高分子の新たな代表、「炭素繊維」とは
第5章 分子の集まった「超分子」は単体の機能を超える
第6章 金属の機能を拡張する!
第7章 「水の時代」に求められる環境浄化機能
第8章 電気を生み出し、磁気を利用する
著者等紹介
齋藤勝裕[サイトウカツヒロ]
1945年5月3日生まれ。1974年、東北大学大学院理学研究科博士課程修了、現在は名古屋市立大学特任教授、愛知学院大学客員教授、金城学院大学客員教授、名古屋産業化学研究所上席研究員、名城大学非常勤講師、中部大学講師、名古屋工業大学名誉教授などを兼務。理学博士。専門分野は有機化学、物理化学、光化学、超分子化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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