Beret science
風はなぜ吹くのか、どこからやってくるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 391p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784860644338
  • NDC分類 451.4
  • Cコード C0044

出版社内容情報

天気の重要な要素のひとつである風が吹く仕組みを解説。身近な風から地球規模の風、予測や利用まで、読む「風の事典」のような一冊。

風は直接、目に見える現象ではありませんが、私たちの生活を大きく左右する天気の要素のひとつです。本書では、そんな風が吹く仕組みを解説します。海風・陸風やフェーン、ビル風といった身近な風から、やませ、だし、おろしといった地域特有の風、偏西風などの地球規模の風、低気圧や台風の風、気候と風の関係、風の利用や予測など、風に関する話が満載です。捉えどころのなさそうな、大気の流れを調べている研究者が、風の「姿」を捉える旅に招待します。

第1章 大気の成り立ち
第2章 地球の熱のやりとり
第3章 風の吹くしくみ
第4章 身近な風
第5章 地球規模の風
第6章 渦巻く風―温帯低気圧と台風
第7章 世界の気候と風の関わり
第8章 未来の風―天気予報と温暖化予測

【著者紹介】
慶應義塾大学 法学部 日吉物理学教室 准教授。気象予報士。1977年生まれ。京都府出身。専門は気象学、地球流体力学、惑星大気科学など。共著に『自己組織化マップとそのツール』(シュプリンガージャパン)がある。

内容説明

風は目に見えないので、とらえどころのないものに感じるけど、風が吹くのには、ちゃんと意味がある。風が吹く仕組みから、身近な風や地球規模の風、気候と風の関わりや未来の風の予測まで、読んで学べる風の事典!

目次

第1章 大気の成り立ち
第2章 地球の熱のやりとり
第3章 風の吹く仕組み
第4章 身近な風
第5章 地球規模の風
第6章 渦巻く風―温帯低気圧と台風
第7章 世界の気候と風の関わり
第8章 未来の風―天気予報と温暖化予測

著者等紹介

杉本憲彦[スギモトノリヒコ]
慶應義塾大学法学部日吉物理学教室准教授。気象予報士。1977年生まれ。京都府出身。専門は気象学、地球流体力学、惑星大気科学など。1996年奈良女子大学文学部付属高等学校卒業。2000年京都大学理学部卒業。2005年京都大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士。2005年名古屋大学大学院工学研究科計算理工学専攻、COE研究員。2008年慶應義塾大学法学部日吉物理学教室専任講師。2014年‐2016年(予定)フランスエコールポリテクニーク客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kk

13
身近な風という気象現象について、その発生機序や振舞いなどを原理面にまで立ち入って、しかも数式を使わないで説き明かそうという野心的な一冊。著者がなるべく平易に、かつ丁寧に説明しようとしてくれているのはよく伝わってくるものの、kkの如き門外漢には、そう簡単にストンと落ちてくるような感じではない、残念ながら。もう少し勉強して、前提知識を蓄えてから再読すれば、この本から得られるものも多くなるのかな、きっと。2021/01/11

羊山羊

11
風の物理現象としての性質を事細かに解説しつつ、ステップアップを繰り返して、やがては風というものが地球のエネルギーの循環・トレードオフに欠かせない存在であることを教えてくれる1冊。日本の周りにある4つの気団の存在を意識するだけでも、天気というものが随分変わって見えてくる。中学~高校の頃の地理、物理の学びなおしのとっかかりにも最適な1冊。2020/09/13

mae.dat

8
なんと無しに詩的な印象を受けるタイトルですが、ガッツり物理現象です。 色々な気象現象について学べますが、教科書的ではなく、お話として述べられている部分が多く、読み易く面白いです。( ¨̮ )。

ジュリ

4
面白いけれど内容が難しい。2018/01/15

ひさし

3
太陽風からすきま風まで、しっかり読みこなせば深く、軽く読み飛ばせばそれなりに、勉強になる一冊でした。大気大循環に働くコリオリの力って、なんとなくわかったような気がして、その後調べていたら、中学の理科でやっているようーな?2021/08/20

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