内容説明
『新幹線お掃除の天使たち』で話題沸騰―3K職場だったTESSEI(テッセイ)が、世界最強の「おもてなし集団」に変わるまで。
目次
第1章 なぜ「3K」の仕事が奇跡の職場になったのか?
第2章 成功の種は現場に隠れていた!
第3章 現場を会社が強くバックアップする!
第4章 すべてはリーダーで決まる
第5章 会社は二流でも、実行だけは一流を
第6章 誇り、生きがいが働く人を輝かせる
著者等紹介
矢部輝夫[ヤベテルオ]
株式会社JR東日本テクノハートTESSEIおもてなし創造部長。1966年、日本国有鉄道入社。以後電車や乗客の安全対策の専門家として40年以上勤務し、安全対策部課長代理、運輸車両部輸送課長、立川駅長、運輸部長、運輸車両部指令部長などを歴任。2005年、鉄道整備株式会社(2012年に株式会社JR東日本テクノハートTESSEIに社名変更)取締役経営企画部長に就任。従業員の定着率も低く、事故やクレームも多かった新幹線清掃の会社に「トータルサービス」の考えを定着させ、日本国内のみならず海外からも取材が殺到するおもてなし集団へと変革した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きみたけ
91
著者は㈱JR東日本テクノハートTESSEIおもてなし創造部長の矢部輝夫氏。当時「新幹線お掃除の天使たち」でにわかに話題に上がった同社、きつい・キケン・汚いの3K職場だったが、その後世界最強の「おもてなし集団」にまで立て直したその手腕や経緯についてまとめた一冊。7分で新幹線の車内清掃をこなし定刻通り運行する集団として、国内はもちろん、海外の企業からも見学に訪れるそうです。成功のカギは「現場まかせ」と「すべてはリーダー(で決まる)」。小さな会社や職場にも当てはまる内容なので、ぜひ参考にしたいと思いました。2023/08/02
おいしゃん
75
到着した新幹線の車内を、7分間でピカピカに仕上げる「お掃除の天使たち」。「新幹線劇場」とも言われるほどの、彼らの手際の良さはいかにして生まれるのか、そのモチベーションはどこから来るのか。現場を第一に考え、スタッフに誇りを見出させた著者の行動力が、よく伝わってきた。本業である清掃はもちろん、プラスαのサービスを提供しようという姿勢に胸が熱くなった。2014/11/04
ゐづる
48
社長指定図書?が何ゆえか会社の本棚にあったので、一気読みしました。新幹線のお掃除をする会社のお話。お掃除もここまで極めればすごいものです。以前テレビでこの会社の特集を見ましたけど、両手両足を同時に使ってあっという間に車内をキレイにしていました。テレビにまで取り上げられることで、現場の人たちも士気があがったでしょうね。スタッフをここまで引っ張りあげる矢部さんという方は魅力に溢れた素晴らしい人なんでしょうね!こういう歳の取り方をしたいものです!2014/07/01
まさきち
44
社員のやる気とそれを汲み取る上司の存在でここまでお客様に満足していただける環境づくりに成功したのには脱帽です。2014/06/06
Willie the Wildcat
43
成功要因に魔法はない。日々の積み重ね。1人1人の心の積み重ね。”奇跡”は「持続性」。仕組みと人の”自助”最適化。評価制度などのTop-Downと、「ノリ語」などのBottom-Up。仕組みを繋ぐコミュニケーションの根底に、”心”。言うは易く行うは難し・・・。活きている臨場感、あるいは”熱さ”が伝わる。奇跡は身近であり、気付きとやる気!次回始発で新幹線を利用する際には、少し早めに駅に着いて皆さんの所作や表情から、”心”を学びます!2014/07/08
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