内容説明
人生を守り、二度と傷つかない生き方のレッスン。人気心理カウンセラーによる、「過去」との向き合い方&つきあい方。
目次
第1章 あのとき・あのことが忘れられない(いつも理不尽な誤解をされてしまう女性;過去の誤った決断を後悔し続ける男性 ほか)
第2章 なぜ、私たちは過去にとらわれ続けるのか?(記憶がなくなれば解決なの?;「視点」を変えて考えてみよう ほか)
第3章 自分を心から抱きしめてあげよう(誰かに相談すれば解決するの?;相手が謝ればすべてを許せるか ほか)
第4章 二度と犠牲にならないと自分に誓う(怒っている相手の背景に注目しよう;つらい出来事はなぜ続くのか ほか)
第5章 幸せになることが最大の復讐だ(過去をうらみ続ける人生でいいの?;「自分」を救うことから始めよう ほか)
著者等紹介
石原加受子[イシハラカズコ]
心理カウンセラー。心理相談研究所オールイズワン代表。日本カウンセリング学会会員、日本学校メンタルヘルス学会会員、厚生労働省認定「健康生きがいづくりアドバイザー」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なるみ(旧Narumi)
31
石原さん著書2冊目。自分を大事にすることが癒しになる、そのためには「私は二度と犠牲にならない」「これからは、他の人ではなく私自身の気持ちや感情、欲求を優先しよう」と決断することが最大限に重要とのこと。大変読みやすいので、さーっと読み流しそうになるのですが、何回か読み直して腑に落ちさせたい石原さんの著書2さん目でした。2016/04/08
オリーブ
20
子供の頃からそうせざるを得ない状況にあったため、他者中心で生きることに慣れ親しんでおり、いつも無意識下で他者中心を選んでしまい、そのことが自分を苦しめていたんだなと気づいた。自分中心と言う言葉にはネガティブな意味合いを感じるけど、そうではなく自分の感情に意識を持っていくことで冷静に自分を愛することを学んでいけるのかも知れない。また、自己犠牲は決して美しくないのだと気づいた。「私は二度と犠牲にはならない」「私自身の気持ちや感情、欲求を優先する」この二つがしっくりくるまで繰り返し自分に言い続けたいです2014/08/29
Taka
15
一般的なカウンセリングの考え方を本にしたものになるのかな。自分の気持ちや感情を認めること、他者中心にならず自分を大事にすることが基本となる。・・・のは分かるんだけど、それでもなお苦しい、癒しきれないことだっていっぱいあるんじゃないだろうか? 読みやすいからなんとなく分かった気になりそうだけど、逆に心の傷に対する対処の難しさを感じてしまった。2016/05/07
ベランダ
14
あの過去を思い出して辛くなったりイライラしたり、加害者にわからせたいとか謝らせたいとか延々と考え、再現しまた傷つく。辛くなったときに相談して理解してもらえずに傷つき、でもさらに理解者を求めたくなる気持ちの分だけ孤立感が倍増し、絶望する。そんな悩み苦しんでいるムダな時間が長期化した悔しさを思い、「今この瞬間から幸せになる努力を始める」のが、後悔や被害者意識も癒やす唯一の方法だと理解した。幸せになることが最大の復讐。復讐したい気持ちも受け入れて、幸せになるためにこの本を熟読し実践しようと思った。2016/11/14
新天地
12
「幸せになることが最大の復讐だ」とかきれいごとすぎる面もあるが、別に許せないなら許す必要はないし、死んでも恨んだままでいいという内容の話もあり、今の自分に必要な内容だった。読んでいるだけでも割と気持ちが楽になった。しかし自分自身の気持ちや心がこじれてこんがらがっている部分がたくさんあるので道は長い。2017/01/26
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