内容説明
お金がない。努力がキライ。最短ルートで成功したい。ラテラルシンキングはそんな人のための最終兵器。常識をくつがえし、前提にとらわれず、発想のワクを広げる“革命的”思考法。
目次
第1章 ようこそ!ラテラルシンキングの世界へ
第2章 ラテラルシンキングに必要な3つの力
第3章 最小の力で最大の効果を出す
第4章 相手の力を利用する
第5章 異質なもの同士を組み合わせる
第6章 先の先を読む
第7章 ムダなものを捨てない
第8章 マイナスをプラスに変える
第9章 ラテラルシンキング力を試してみよう
著者等紹介
木村尚義[キムラナオヨシ]
株式会社創客営業研究所代表取締役。アカデミーヒルズ六本木ライブラリー個人事業研究会会長。流通経済大学卒業後、ソフトウェア開発会社を経てOAシステム販売会社に転職。その後、外資系IT教育会社にて、それまでの経験を生かした研修を展開。2万人以上の受講者から好評を得る。従来の発想の枠を越え、常識にとらわれないビジネススタイルを「創客営業」と名付け、全国にてセミナーを実施中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
248
本書を読んで初めてラテカル思考というのを知った。言われればコロンブスの卵のようにアッと思わせる話を思いつく手法。基本的には楽したいという考えもラテカル思考に重要。私もこういう考えをだせるようにしたい。2019/12/16
ハッシー
93
★★★☆☆ 常識や前提にとらわれない思考法である、ラテラルシンキングの入門書。多くの実例をあげがら、分かりやすく説明している。ラテラルシンキングは、ロジカルシンキングとは対をなす考え方で、固定観念や既成観念にとらわれない新しいアイデアを生み出す思考法。日本人は前提を疑わず、一つの答えを見つけることが正しいこととして教育を受けていることもあり、ラテラルシンキングが苦手。外人と仕事をしていると、その手があったか!っと自由な発想に感心することも多く、この本で勧められている考え方は共感できる。2019/02/24
けんとまん1007
92
ラテラルシンキングの入口として読んでみた。ロジカルシンキングと並べて述べられるのは、よくあること。両方で考えることに意義を感じる。何故?と思うこと、それを繰り返すこと。無くてもいいのでは?何より、まずは、数を出すことから始める。ボールペンと鉛筆の例が秀逸。2022/02/24
Kentaro
64
ラテラルシンキングにとって、「ムダ」は必要不可欠なものです。普通に考えれば、不要なものはないほうが望ましいでしょう。だから、「効率」を考えるロジカルシンキングでは、ムダはできるだけ排除されます。しかし、思考に縛りを設けないラテラルシンキングでは、ムダは大歓迎だ。 無駄なものを発想を転換して利益に変える。 奇抜な発想、突飛な考え方、非常識なアイデアを駆使して問題を解決すること。そして、「そんな方法は思いつかなかった……」とまわりを苦笑させるような芸当は、コンピュータには絶対にできない。それが人間の仕事だ。2019/10/13
読書ニスタ
50
ずるい考え方が上手な人は、学はないけど、地頭がよくて、真似するのが難しい。本書は、過去の事例から、一石二鳥、三鳥を取りに行くうまいアイデアの生み出し方を、出来るだけ体系的に伝えてくれる一冊だ。地方の狭い道で、ガードレールをなくして、センターラインを消したところ、事故が減った話は面白い。商売人なら、何か売ろうと考えるから、足していくのがありがち。減らして最適解とは。新聞紙の別の使い方を30ケ考える、新しい組み合わせを考えるとか、早速、実行してみたい。2019/11/22