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内容説明
ゴーン氏のリーダーシップ・スタイルを注意深く見てみると、経営トップ層で戦略を策定しそれを全社に浸透させるというトップダウン型でもなく、現場からのアイデアを積み上げて経営層に上げていくというボトムアップ型でもないことがわかる。トップダウン型とボトムアップ型をうまく融合させたものなのだ。強力なリーダーシップだけでも、メンバーに自ら考えさせ行動させるコーチングだけでも、成功するチームをつくり上げることは極めてむずかしい。本書の目的は、ゴーン氏の日産自動車改革を中心とした事例を参考に、チームを成功に導くリーダーシップと、そのプロセスにおいてメンバーを成長させるコーチングの融合、そのバランスの在り方について解き明かすことにある。
目次
Prologue 日産自動車の復活とカルロス・ゴーン氏によるリーダーシップとコーチング―戦略とそれを実現したもう一つの柱(何が不可能を可能にしたか?;鍵はメンバーのモチベーションにあり ほか)
1 リーダーシップ・コーチングの基本―チームを成功に導き、メンバーの成長を促す(リーダーシップ・コーチングとは何か?;ゴーン流リーダーシップ・コーチングの考え方 ほか)
2 リーダーシップ・コーチング力を高めるコミュニケーション・スキル―リーダーに最重要なウェポン(武器)を身につける(アクティブ・リスニング(聴くこと)―優れたリーダーはよく聴く
クェスチョン(質問すること)―正しい質問の技術~質問のリーダーシップ ほか)
3 リーダーシップ・コーチングでビジョンを実現するために―ビジョン実現のための四つのステップ(ビジョンを策定する;現状を分析する ほか)
4 ゴーン氏に学ぶリーダーのためのセルフコーチング―リーダーとしての自己基盤をつくる(セルフコーチングの基本―自分コーチングで基盤を築く;自分を知る―すべては自己認識から始まる ほか)
著者等紹介
安部哲也[アベテツヤ]
1963年、福岡県生まれ。修猷館高校卒業。中央大学法学部卒業。松下電器産業入社。同社にて、システムエンジニア、営業、企画、マーケティング、海外営業などを経験。1995年より5年間、同社貿易部門、香港事務所設立と海外駐在員として、香港・中国ビジネスに携わる。国内外でのビジネス経験をベースに米国、日本にて、コーチング、リーダーシップ論などを研究。その後、EQパートナーズを設立。現在、同社、代表取締役社長。NEC、SONY、森永製菓、日本能率協会などをはじめ、多くの企業向けにリーダーシップ・コーチング、組織変革研修、パラダイムシフト、交渉術、異文化交流研修などを実施。2003年10月、BOND大学大学院MBA(経営学修士課程)コースを修了
岸英光[キシヒデミツ]
1963年東京生まれ。千葉大学卒業後、帝人(株)にてマーケティング企画・営業・システム開発などを手がけると同時に、最新のコミュニケーション学、心理学、各種能力開発のトレーニングに参加。1992年に独立後、世界都市博覧会、アフリカ日本協議会設立などさまざまなプロジェクトを手がける一方、コミュニケーションや能力開発に関してコンサルティング、研修、講演、執筆活動を行う。現在、岸事務所代表。コミュニケーションテクノロジー研究所チーフ・コーチングディレクターを務め、産業能率大学、日本能率協会、日本能率協会マネジメントセンター、人材開発協会、NTTラーニングシステムズなどさまざまな団体の顧問、コンサルタント、コーチを務め、全国主要都市でコーチング講座を開いている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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