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内容説明
太平洋戦争末期、沖縄から宮崎へ312人の学童が集団疎開した。宮崎県立図書館に残されていた学事関係書類を資料に、学童疎開はどのようにして行われ、疎開学童はどのような生活を送ったかを掘り起こし、戦争の意味を問い直す遺稿集。
目次
第1章 学童疎開はどのように行われたか―記録にみる沖縄学童集団疎開(一)(沖縄への疎開命令;宮崎県の受け入れ体制;集団学童来る)
第2章 疎開学童はどのような生活を送ったか―記録にみる沖縄学童集団疎開(二)(国策としての疎開;飢えと寒さの中で;自給自足の体制)
附章 疎開体験の記録と調査報告(疎開体験の記録;学童疎開を追う)
著者等紹介
三上謙一郎[ミカミケンイチロウ]
1933(昭和8)年、宮崎市に生まれる。宮崎大宮高校を経て、1960(昭和35)年、鹿児島大学文理学部卒。同年、MRT宮崎放送入社。入社後は一貫して報道・制作畑を歩き、数多くのドキュメンタリー番組を手がける。また雑誌『鉱脈』(昭和45年創刊)の同人として、宮崎空襲の調査・記録に取り組む。1989(平成元)年、定年によりMRT退社。その後鉱脈社に入社。2002年12月10日死去
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