内容説明
「ラクにきれいに死ねる」どころか塗炭の苦しみを味わう硫化水素/1グラムで100万人を殺傷するボツリヌス菌の毒/殺人に使われた放射性物質ポロニウム210/身体に良いはずのビタミン、カルシウムも毒になる!…など。青酸カリやヒ素など王道の毒から、放射性物質や化学物質などの新たな毒、身近にありながら意外と知られていない毒まで、誰もが知っておきたい「毒」の最新情報をやさしく解説。
目次
プロローグ 「毒」を知り「毒」に対処する
1章 おもに心臓に作用する毒
2章 おもに神経に作用する毒
3章 おもに血液に作用する毒
4章 肝臓・腎臓をはじめおもに臓器に作用する毒
5章 皮膚・ホルモン・その他に作用する毒
著者等紹介
井上浩義[イノウエヒロヨシ]
1961年生まれ。慶應義塾大学医学部教授。理学博士、医学博士。専門は薬理学、生理学、高分子化学、原子力学。医薬品の開発を通じてPM2.5やナノ粒子の研究をするかたわら、食や健康についての造詣も深く、えごま油が身体に良いことをテレビで解説し、一大ブームを巻き起こした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hydrangea
13
一般的な生活をしていたらニュースでしか聞かないものから、身近に存在するものまで、代表的な毒をコンパクトに纏めた1冊。ミステリ好きな方なら、ご存知のものも多いのかも。何より、著者が毒に関心を持ったきっかけが、親族に警察官が多いという点。こちらのほうが興味深いw2017/02/05
なまえ
3
昔から聞いたことのある名前や話題になったものもあり面白かったです。 致死率別にまとめてあるので分かりやすかったです。2021/09/25
こ~じぃ。。
1
親族に警察関係の人が多かったからって、、 著者の年少期の興味が「毒」とは(^^;・・・2016/09/06