内容説明
コンクリートダムからロックフィルダムまで。利水と治水に貢献する巨大建造物!ダムの建設現場には「コンクリート工場」がつくられる?どのような工程を経て巨大ダムができあがるのか?なぜ岩でつくられるロックフィルダムから水が漏れないのか!?…etc.完成したダムの姿かたちは多くの人が知っているとおり。だが、ダムの建設現場に一般の人が立ち入ることは難しい。基礎部分はどうなっているのか?なぜ鉄骨が使われないのか?最新の工法とは?誰もが抱く素朴な疑問に答えながら、「巨大ダムの“なぜ”」を解き明かす!
目次
序章 最新・最強の土木技術を結集して建設される巨大ダム
1章 コンクリートダムからフィルダムまで「ダムの素顔」に迫る
2章 建設前の調査から完成まで「ダム建設の真髄」に迫る
3章 貯水から放流、観測機器まで「ダムの機能」に迫る
4章 岩石からコンクリートまで「ダムの材料」に迫る
5章 環境保護からダムの寿命まで「ダムの未来」に迫る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ふぇるけん
5
『ダムの科学』に続きダム関連の2冊目。こちらはよりダムを造るまでの工程について詳しく説明があります。技術ももちろんすごいのだが、猛禽類の繁殖期には工事を控えたり、環境調査や住民への説明などセンシティブな交渉が求められる。環境保護でダム反対とか言うのは簡単である。しかし、環境に配慮しながらも洪水から街を守ったり、発電したり、農業を支えたり、たくさんの恩恵を受けていることもまた理解すべきだなぁ、としみじみ感じた。今度はダムに足を運んでみよう!2014/07/16
takao
1
ダムのリニューアルがトレンド。50年が老朽化の目安。ゲリラ豪雨対策として嵩上げなど。 2019/11/23
yyrn
1
序章「最新・最強の土木技術を結集して建設される巨大ダム」、1章「コンクリートダムからフィルダムまで『ダムの素顔』に迫る」、2章「建設前の調査から完成まで『ダム建設の真髄』に迫る」、3章「貯水から放流、観測機器まで『ダムの機能』に迫る」、4章「岩石からコンクリートまで『ダムの材料』に迫る」、5章「環境保護からダムの寿命まで『ダムの未来』に迫る」という章立てがすべてを物語っており、ダムについて真面目に書いている本だ。真面目すぎてちょっと疲れるが、ダムについて知りたい人には打ってつけだろう。勉強になります。2014/06/16