内容説明
最近、人々の関心を呼ぶPM2.5。目に見えず、臭いもせず、存在に気づかないが、いったん体内に入ると、じわじわと細胞や器官を蝕んでいく。乳幼児や高齢者、あるいは呼吸器や循環器に疾患のある人はもちろん健常者でさえ注意を要する。長年、PM2.5の人体への影響を研究してきた著者が謎の物体の正体と危険性を警告する!
目次
1章 なぜいま「PM2.5」が騒がれているのか(そもそもPM2.5とは何のこと?;これまでの大気汚染とは何が、どう違うのか ほか)
2章 「PM2.5」にはどんな特徴があるのか(目に見えないほど小さいのに何が問題なの?;小さいからこそ人を傷つけるとはどういうこと? ほか)
3章 「PM2.5」の何が問題なのか(PM2.5は人の健康に害を及ぼすの?どんな病気を引き起こすの?;PM2.5はどこから、どれくらい身体に入ってくるの? ほか)
4章 「PM2.5」の脅威からどうやって身を守るか(実は家庭内でもPM2.5は発生している;手洗い、うがいで効果はあるの? ほか)
著者等紹介
井上浩義[イノウエヒロヨシ]
1961年生まれ。九州大学大学院理学研究科博士課程修了後、山口大学医学部助手、久留米大学医学部教授などを経て、慶應義塾大学医学部教授。理学博士、医学博士。NPO法人新世紀教育研究会・理事長。医薬品の開発を通じて、PM2.5やナノ粒子の合成および安全性試験を1990年代から研究してきた。また、科学の社会への影響について、多くの講演や解説を行っている。慶應義塾大学医学部に赴任以来毎年ベストティーチャーに選ばれ、丁寧な講義には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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