目次
プロローグ ベストセラーの作られ方―派手なヒット作と地道な話題作
第1部 2000~2004―出版界の動向とベストセラーの変遷(2000年の出版界―生き残りをかけた暗中模索の中で翻訳書のベストセラーが相次ぐ;2001年の出版界―老舗取次の倒産などで閉塞感深まるなか、世相を反映し癒し系の本がヒット;2002年の出版界―不況脱出の道を探りながら“ハリ・ポタ騒動”に席巻された出版業界;2003年の出版界―ついに“雑低書低”時代の到来。ミリオンセラーは『バカの壁』1点のみ ほか)
第2部 2000~2005―話題のベストセラー「仕掛け」徹底研究(『冷静と情熱のあいだRosso』『冷静と情熱のあいだBlu』;『インターネットのミニ株から始めて株で1億円作る!』;『話を聞かない男、地図が読めない女』;『遺書』 ほか)
エピローグ ベストセラーづくりに欠かせない仕掛け
著者等紹介
植田康夫[ウエダヤスオ]
上智大学文学部新聞学科教授。1939年生まれ。1962年、上智大学文学部新聞学科卒。1962年から89年まで(株)読書人編集部に勤務、取締役編集部長などを務める。89年に上智大学助教授となり、92年から教授。05年4月に特別契約教授の待遇となり、6月から(株)読書人取締役編集主幹を兼務。日本出版学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ステビア
23
もはやこういう本も作られなくなってしまったあたりに業界の現状を感じる2022/11/15
星空の挑戦者
10
ベストセラーはファッションと似てる。今年の流行は来年の爪弾き。長期ベストセラーこそ仕掛け人を超えた本物の本なのだろう。「ノルウェーの森」でもこんなセリフがあったような。2010/11/24
sushiboy
1
出版界全体は確かに構造不況。個別ケースはまた別の話。知恵ある者は生き残る。2007/08/01
たっきー
0
年代ごとのベストセラーの考察。ベストセラーとは結果でなく、売れるべく仕掛けられたものだと分かる。最近の村上春樹の新作もそうだった。だが、大切なのは作品の内容であることは言うまでも無い。小手先の衒学的なものが多い中、本物は現れるだろうか。2013/10/14
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