内容説明
天文12年、ポルトガル人が漂着した種子島。八板金兵衛の完成した鉄砲は、ついに戦国の世の強力な武器となった。だが華やかな歴史のかげに、鉄匠とその娘の哀しい運命があった。西洋文明の受容と新たな創造の回転舞台のなかで、白い波涛の彼方へ消えていった愛と苦悩のドラマを、今ここにうつくしく再現する。
著者等紹介
徳永健生[トクナガケンセイ]
昭和16年鹿児島県種子島生まれ。早稲田大卒。元鹿児島県立図書館長。日本文藝家協会・九州史学研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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