内容説明
ふくろねずみのユージンは、ある日とつぜん、くらやみがこわくなったのです。ふくろねずみは、ひるま、ねむって、よるは、おきているものなのに…みるにみかねてねえさんのジェラルディンが、つよくなって!と、とっくんです。ところが、そのとき、ねえさんが、大けが。くらい森の中です。さあ、ユージン、どうしましょう。
著者等紹介
コンフォード,エレン[コンフォード,エレン][Conford,Ellen]
1942年ニューヨーク生まれ。ふくろねずみ物語第一作「やればできるよランドルフ」は、大好評を得て、年内最優良書の一冊に選ばれた。その後、「どうしてわたしはウィリアムじゃないの」等を出して、幅広い読者を得ている
ラレック,ジョン[ラレック,ジョン][Larrecq,John]
子ども向けの本「ブロデリック」と「テオドール」で、アメリカ図書館協会選の年間最優秀本に選ばれたほか、数かずの出版美術家協会賞を得ている、多彩な画家である。サンフランシスコに仕事場をもち、Bay Areaに在住
矢川澄子[ヤガワスミコ]
東京に生まれる。東京大学文学部中退。著述翻訳業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Rosemary*
44
ふくろねずみは、夜行性。それなのに末っ子ユージンは、夜の暗闇が怖くなってしまいました。周りはどうしたものか心配でたまりません。優しい兄とちょっと意地悪姉のジェラルディン、彼女なりに弟をなんとかしようと奮闘するところが可愛い。家族の絆が温かい。物事の克服ってキッカケも大切ですね。2015/11/03
遠い日
12
『これならおとくいジェラルディン』の弟、ユージンのお話。夜行性のフクロネズミなのに、突如闇が怖くなったユージン。なかなかその恐怖を拭えない。お姉さんのジェラルディンが、なんとか克服させてあげようと頑張る矢先に、アクシデントは起きた。姉を思う気持ちの強さが、ユージンに闇への恐怖を忘れさせる。チャンスを掴むのも成長の証。子どもはすごいな。2019/05/22
花林糖
12
ふくろねずみの三きょうだいシリーズ。末っ子ユージンが暗闇を克服するお話。ジェラルディンのキャラがいい味だしてて面白い。このシリーズは挿絵がどの本も素敵なのでそちらも楽しめます。2015/05/15
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
『これならおとくいジェラルディン』の3冊目。ジェラルディンの一番下の弟ユージンは暗いのが怖い。ジェラルディンとお兄ちゃんのランドルフがなんとかしようと頑張ってくれます。2019/01/05
いっちゃん
7
夜の絵が素敵。ふくろねずみが、苦手な夜を克服するお話。家族でこういったつまずき、あるよね。それをみんなでフォローして、見守って、助けてあげる。すぐに怒るわたしは見習わなくては2014/04/23
-
- 電子書籍
- あさひなぐ(24) ビッグコミックス