内容説明
重症心身障害を持つ子のご両親・指導者・介助者必読。意思さえよみとる事の難しかった障害の重い人たちが、美しい言葉を紡ぎ出した。子どもの言葉を引き出す方法。
目次
第1章 秘かに紡がれた詩(中村舞さんの詩;吉田創輔さんの詩 ほか)
第2章 障害の重い人たちの心の世界(閉ざされた世界で紡がれた詩との出会い;その理解を阻むもの1―コミュニケーションの力をめぐって ほか)
第3章 言葉の世界の扉を開く―四人の歩み(太田純平さんのこと;八巻緩名さんのこと ほか)
第4章 援助の実際(使用したソフトとスイッチ;スイッチ援助の実際)
著者等紹介
柴田保之[シバタヤスユキ]
1958年大分県生まれ。1987年東京大学大学院教育学研究科単位取得退学。同年より國學院大學に勤務し、現在人間開発学部初等教育学科教授。専門は、重度・重複障害児の教育に関する実践的研究。自作教材を介して障害の重い子どもの自発的な行動を導き出す関わり合いを続ける中で内的な言語の存在に気づかされた。2016年に介助つきコミュニケーション研究会を発足させ、障害児・者との関わり合いの根本的な見直しを続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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