内容説明
ベストセラー『「在外」日本人』『がん患者学』のノンフィクション作家・柳原和子。カンボジア、キューバ、バルカン半島、イタリア、そして日本。変わりゆく街と暮らしを見つめ続けた30年間の旅の記録。
目次
1945‐70年 東京(家の庭―ノスタルジック・ジャパン)
1974‐84年 カンボジア―あの頃1(雨;国境の笑顔;タイに流入するもう一つの難民たち)
1986‐94年 放浪―あの頃2(故郷―イスラエル;裏庭―ニカラグア;盟友―キューバ;終末―ウクライナ;孤立―新ユーゴスラビア;崩壊―東・中欧)
1995‐96年 イタリア・南米―あの頃3(ドーアさんの日本;夕暮れの時間)
1997‐2007年 大阪・京都―あの頃4(文明の敵;無用の達人;死の国の旋律;さもしい国;ヨンさま;和時計;消えゆきし人、あるいは故郷への挽歌;リゾートに踊る国;さよなら、日本)
著者等紹介
柳原和子[ヤナギハラカズコ]
1950年東京生まれ。東京女子大学社会学科卒業。ノンフィクション作家。ボランティアで訪れたタイ・カンボジア国境の難民キャンプを皮切りに、アジアからのルポを『朝日ジャーナル』(現在は廃刊)などに執筆。以後、障害者の自立運動、医療過誤問題など幅広いテーマに挑む。90年には、世界40カ国で暮らす日本人204人の人生と体験をまとめ、日本と世界を読む大型インタビュー集『「在外」日本人』を発表、新しいかたちのノンフィクション作品として高い評価を得る。97年、がんを患い、以後10年にわたる闘病を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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猫草