感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
64
文庫で読んだときの内容をすっかり忘れていた。改めて読んでみると、実におもしろい。『ナウシカ』が映画になったのは、ほぼ偶然のいきさつだったように書かれているし、コミック版が映画後もどんどん続いていた謎も納得がいく。『紅の豚』にページがかなり割かれているのも意外。あれはそういう転機になった作品だったのかと。かなり思い入れのある『トトロ』が興行的にはうまくいかなかったことは、もっと意外だった。しかしロングセラーとは言えるかも。本書は2002年の発行なので、その後を知るために続編も読もうと思う。2020/06/27
サク
57
駿監督の人生がこの一冊に集約されているように感じる。先日の沖縄辺野古基地反対を掲げた民意に賛同し自らも正義の為に立ち上がった姿が脳裏から離れない。いじめを考える絵本『おおきなあな』と共感できる。どの作品にも監督自身の深い意味と想いが込められている。何度も『もう辞めます』と言いながらも、自分の使命を果たそうと必死に書き続ける彼の生き方は深い。どんなに困難なことも乗り越えられることを子供から大人まで必死に伝えている。漫画の世界だけでなく現実の世界で具体的な正義の一歩を踏み出した監督を心から尊敬したい。2015/06/28
カザリ
33
8年ぶりに再読。 尊敬するクリエイターの一人 大人になってから、というより30代半ばになってからジブリの作品っていいなあすごいなあと思うようになった。監督がずっと目指してきたものに自分が回帰していることが嬉しいし、それだけ疲れたっていうか笑監督のディズニー評も共感笑2019/05/31
洋書好きな読書モンガー
27
二つ目の「豚が人間に戻るまで」アニメ映画「紅の豚」のインタビューだけど、ちょうどインタビューの直後1992年の8月米国出張から帰る飛行機の中で観た。記事を読むと最初は国際線の機上公開だけだったって正にこれを観たのか。ちょっと秘密を知ったのと自分で体験したというのが楽しい。宮崎監督の引退宣言が出た時はびっくりしたけどジブリにはずっと良い作品を作っていって欲しい。2025/10/22
らったった
21
この本がきっかけで読書メーターというか読書を始めました。とても大事な一冊になりました。若干乱暴気に訊こえる言葉がちゃんと筋が通っている気がする。不思議です。2012/05/25
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