内容説明
源氏物語は決して現代と無縁のものではない。それどころか、人間の愛、喜び、悲しみ、悩みが、実にリアルに描かれている。しかも作者は、現代人より冷徹な目で人間と人生をみつめている。だからこそ、私達の祖先の生活や感情を知るためにも、ぜひ不朽の名作・源氏物語を読んでほしい。そして、その作者が女性であることに、女性はもっと誇りを持ちたいものである。
目次
桐壷
帚木
空蝉
夕顔
若紫
末摘花
紅葉賀
花宴
葵
賢木〔ほか〕
著者等紹介
竹本哲子[タケモトテツコ]
1911年宮崎県高鍋町生まれ。宮崎県立高等女学校、東京女子大学国文科卒業。1949~1956年恵泉女学園高校にて国語講師。また40年以上にわたって文筆活動を続ける一方「源氏物語研究会」を主宰
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