内容説明
「芸術の普遍的価値よりも、金融商品としての作品の方が、より早くダイナミックな動きをすることを知るべきである。」芸術を愛するが故に、美術館運営、美術業界の在り方に対して、あえて本音で語る。アート・コレクターに贈る、渾身の一冊。
目次
プロローグ 美術品の経済価値と、その魅力―東京都現代美術館、リキテンスタインの代表作は20年で6億円から100億円以上に…
第1章 美術館の財産(収蔵品)経済価値が大きく上がった作品と美術館の現状―名古屋市美術館のモディリアーニと東京都現代美術館
第2章 まさに「予言の書」―今、マーケットで注目されている作家を網羅した「1960年代 現代美術の転換期」の展覧会図録 東京国立近代美術館
第3章 国力で決まる、美術品の価格―横山大観、梅原龍三郎はなぜ、資産価値が下がったのか 日本の美術マーケットの問題点とは、どこにあるのか
第4章 国際オークションの専門家たちと語る―フィリップス・サザビーズロンドン・サザビーズ香港・クリスティーズ
第5章 真贋珍騒動“贋物が本物に、本物が贋物になる世界”―カタログレゾネと鑑定
エピローグ ここであえて「画商」とは、なにか?手塚治虫かもしれない
著者等紹介
R・MIURA[RMIURA]
1958年大阪市生まれ。大阪芸術大学卒業。1989年大阪、東京の画廊を経て、東京日本橋にギャラリーオリムを開廊。2013年中央区新富町に自社ビルギャラリーを開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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