内容説明
これは、明治から昭和初期の話。「食べさせられない」という理由だけで、子どもたちが、重度の障害者たちが道に捨てられていた。行くあてのない極貧の人や出獄人、帰る家を失くした女性も道端に座っていた。そんな弱い人たちが安心して暮らせる新しい村を作ろうと奮闘した男の話である。
目次
鴉根の丘に高き槌音
博徒・べっ甲亀
金原明善とその華麗なる人脈
べっ甲亀の入獄。川村矯一郎と会う
新聞紙の財布
静岡県出獄人保護会社
出獄人たちとの夜
幕臣たちの剣術道場
べっ甲唄、組を解散する
鴉根山の開墾開始〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花子
2
改訂版を読んだ。ヤクザから慈善家に転身、それも30年にわたり1万5千人もの弱者を救済したというから仰天だ。 身を捨てて、弱者を救う。こんな事実をもっと知るべきだ。すばらしいノンフィクション小説だ。2014/03/13
がぁ
2
復興書店で購入。テーマは非常にすばらしいのだが、文章が荒すぎる。別の書き手で読みたい内容だった。2011/08/29
ミカヅキカゲリ
0
題材は善いのに、他の方も書いているけれど、文章や資料の使い方が荒すぎる。勿体ない! でも、こう云う人がいたと云うことはもっと知られても良いと思う。2012/08/06
zunbe
0
【プログラマ ずんべ の日記 Ⅱ】 http://blog2.zunbe.com/?p=127722019/06/10
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