目次
序論 量子生命科学がもたらす新たな可能性
第1編 量子技術の生命科学応用(量子センサ;量子デバイス;量子理論に基づく解析・分析手法;量子材料;医療分野における量子技術)
第2編 生命科学における量子効果(生体反応メカニズム;生命現象における量子反応;生体量子効果利用の解析技術)
第3編 量子論の生命科学への適用(量子情報理論から見た生命と認知;量子性と生命性)
著者等紹介
瀬藤光利[セトウミツトシ]
浜松医科大学国際マスイメージングセンター/医学部センター長/教授
荒牧修平[アラマキシュウヘイ]
浜松医科大学医学部特任助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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minochan
2
「量子と生命」と聞くと、1) 量子技術を用いた生命研究、2) 生物が利用する量子論的現象、3) 生命理解にまるまる量子論適用の三分野が思い浮かぶが、この本はそれを網羅している。2の鳥の磁気センスの仕組みはトンデモ研究しかないと思っていたが、意外と受け入れられている説が出てきていることを知れた。ちょうどAndrew YorkのMagLOVのページを読んだので磁気とFlavinの関係は自分にとってhot topicだった。3は胡散臭いが、「量子ライクモデリング」という言い回しで言い訳するのが最近の傾向らしい。2024/06/11