出版社内容情報
3週間以上にわたって咳がつづいたら、大人のぜんそくかもしれません。咳をするのがあたりまえになって、治療もせずにその症状に体が慣れてしまうと、ぜんそくの苦しさに本人も十分に気づかないまま症状が悪化し、死に至る危険があります。でも、ぜんそくとの正しいつき合い方を学べば、まったく恐れることはありません。この本を最後まで読んでいただいた読者の方の、ぜんそくに関する知識と理解度は飛躍的に高まっていると思います。正しい知識を身につければぜんそく症状が悪化することを予測できるようになりますし、悪化した場合の対処もある程度可能になります。さらには主治医とのコミュニケーションが双方向になり、結果としてより良い治療を受けられることにもつながっていきます。
内容説明
咳が出るのをあたりまえだと思っていませんか?もしも3週間以上続いていたら絶対に放置してはいけません。
目次
プロローグ あなたの咳、大丈夫?
第1章 あなたはぜんそくかもしれません
第2章 ぜんそくを問診してみよう
第3章 長引く咳には病気が潜んでいる
第4章 ぜんそくはだれでもかかりうる疾患
第5章 ぜんそく以外にも咳が出る多くの呼吸器疾患
第6章 ぜんそくはどんな治療をするの?
第7章 咳を上手にコントロールしよう
第8章 ぜんそくをコントロールする生活習慣
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kanki
14
12人に1人。吸入ステロイド基本。咳の放置で過敏に、気道のリモデリングに。舌下免疫療法は 3年。ハッフィングで排痰。2025/05/19
タカ
1
喘息だけでなく咳喘息についても知識を得ることができた。まさに自分が咳喘息ではないかと思えた。治療薬は最新の知見はないが詳しく書いており、良い復習になった。喫煙が喘息に悪影響なのは知っているが、吸入ステロイドの効きが悪くなるのは知らなかった。指導場面でこうした知識を活かしていきたい。2025/04/04
K
1
(202501,493.36)この本の、最後の最後に出てきた、腹式&口すぼめ呼吸を昨日から実践したら、劇的に止まった。びっくりしています。読んでよかったです。もっと重い人向けの本なんだと思いますが、咳が止まらなくて受診しても、「風邪後でのどが荒れていての咳」としか言われなかった私には、医師以上の効果があったということです。咳止めは内臓の働きを止めることになるので、できれば使いたくなかったから…2025/02/25