出版社内容情報
著者
井上 克郎(大阪大学大学院情報科学研究科コンピュータサイエンス専攻教授)
本書は,プログラミングに初めて携わる学生や社会人を対象に,「構造化分析設計法」とUML」という2種類の方法を用いて,ソフトウェアの設計法を解説している。全11章すべてに設けられている演習問題は,詳細な解答・解説によって,読者の理解を定着させる。重要なプログラミング用語を簡潔な言葉で要説したコラムも充実。
はじめに
1章 ソフトウェアの設計とは
1.1 プログラミングと設計
1.2 ソフトウェアの設計の位置づけ
1.3 設計の視点
演習課題
2章 構造化分析設計法
2.1 構造化分析設計法の概略
2.2 コンテキストダイアグラムの作成
2.3 データフローダイアグラムの作成
(1) 最上位のダイアグラム0の作成
(2) データディクショナリ
(3) 詳細化
(4) ミニ仕様書の作成
2.4 モジュール構造図の作成
(1) 全体DFDの作成
(2)トランザクション分析
(3) 変換分析
(4)システム全体の構築
2.5 設計図のチェック
演習課題
3章 UML記述
3.1 UMLとは
3.2 UMLと開発プロセス
演習課題
4章 クラス図とオブジェクト図
4.1 クラスとオブジェクト
4.2 クラスの抽出
4.3 関連の表記
4.4 多重度
4.5 汎化
4.6 集約
演習課題
5章 ユースケース図
5.1 アクターとユースケース
5.2 シナリオとイベントフロー
演習課題
6章 シーケンス図とコラボレーション図
6.1 シーケンス図
6.2 コラボレーション図
演習課題
7章 状態図とアクティビティ図
7.1 状態とその遷移の表記
7.2 状態の階層化と並行化
7.3 アクティビティ図
演習課題
8章 コンポーネント図と配置図
8.1 コンポーネント図
8.2 配置図
演習課題
9章 UMLを用いた開発プロセス
(1)現状の洗い出しと仕様の確定
(2)機能の洗い出し
(3)静的性質の記述
(4)動的性質の記述
(5)動的性質の詳細化
(6)物理的性質の記述
演習課題
10章 設計のレビュー
演習課題
11章 UMLの記述からプログラムへの変換と設計支援ツール
11.1 クラス図
11.2 シーケンス図と状態図
11.3 他の設計支援機能
演習課題
演習問題解答例
参考文献
日本語索引
英語索引
[コラム一覧]
形式的プログラム設計法
ソフトウェアアーキテクチャ
擬似コード
スパイラルモデル
アジャイル開発プロセス
ジャクソン構造化プログラミングとジャクソンシステム開発法
UMLの歴史
モデル化
オブジェクト指向
ER図
OMT
可視性
デザインパターン
UMLと作図ツール
設計図への時間の概念の記述方法
並行
ワークフローモデル
ステレオタイプ
設計の後戻り
設計図の間の影響波及解析
レビューと品質
CASEツール