出版社内容情報
内容
第1講 ラジカル反応・活性種の基礎特性と脱臭・空気清浄技術への応用
1. 臭気物質について
1.1 臭気物質の種類
1.2 現在の脱臭法
1.3 臭気強度と臭気濃度
2. プラズマと活性種
2.1 予備知識
2.2 活性種に関する各種基本過程
2.3 活性種の源・プラズマ状態
2.4 プラズマ計測(静電探針法)
3. 放電によるNOx除去における球状誘電体充填の効果
4. まとめ
第2講 乾式オゾン脱臭装置とその適用例
1. はじめに
2. 乾式オゾン脱臭法の開発
2.1 オゾンの特性
2.2 オゾン利用法と脱臭効果
2.3 脱臭触媒とその特性
3. 乾式オゾン脱臭法の適用例
3.1 システム構成と特徴
3.2 脱臭性能と持続効果
3.3 他脱臭方式との性能比較
4. おわり
第3講 光触媒フィルターを利用した脱臭・抗菌技術と空気清浄化への応用
1. はじめに
2. 光触媒の原理・応用
2.1 光触媒の原理
2.2 光触媒の応用
3. 光触媒フィルター「ラジット」について
3.1 「ラジット」の特徴
3.2 「ラジット」の特性
3.3 「ラジット」の形状
3.4 光触媒フィルターの弱点
4. 洗剤で洗浄可能な光触媒フィルター「アクア・ラジットS」について
4.1 再生フィルターとしての可能性
4.2 水洗再生フィルターとしての可能性
4.3 「アクア・ラジットS」の水洗再生の可能性
4.4 「アクア・ラジットS」の特徴
4.5 「アクア・ラジットS」の再生システム
4.6 「アクア・ラジットS」の特性
4.7 「アクア・ラジットS」と「ラジット」との比較
4.8 「アクア・ラジットS」の応用展開
第4講 光触媒を利用した脱臭・殺菌技術と空気清浄機への応用
1. はじめに
2. 原理と特徴
3. 各種脱臭方式との比較
4. 光触媒セラミックフィルター開発の歩み
4.1 脱臭フィルターの現状
4.2 フィルター性能の再生
4.3 酸化チタン担持セラミックフィルターの開発
5. 試験条件
6. 脱臭性能
7. 抗菌性能(効果)
8. 試験例および実施例
8.1 医薬製品検査包装室
8.2 生ごみ処理機排出ガスの脱臭
8.3 九州大学医学部解剖学教室
8.4 食品加工場
8.5 接着剤プライマー製造工場
8.6 その他
9. おわりに
第5講 低温プラズマによる脱臭・有害大気汚染物質(VOCなど)の浄化技術
1. はじめに
2. 低温プラズマの特徴と分解機構
2.1 各種低温プラズマ発生方式の特徴
2.2 プラズマのエネルギー分布と化学結合の強さ
3. 低温プラズマによる脱臭・有害大気汚染物質の浄化方法
3.1 対象物質・範囲
3.2 低温プラズマによる芳香族炭化水素の分解
3.3 低温プラズマと触媒あるいは吸着剤の複合化
3.4 低温プラズマの長所・短所と開発のポイント
4. おわりに
第6講 パルス放電プラズマによる排ガスおよび室内空気の脱臭・清浄化技術
1. はじめに
2. 放電による低温非平衡プラズマ
3. 低温非平衡プラズマによるガス浄化プロセス
4. 課題
第7講 プラズマ脱臭処理システムの開発と応用
1. はじめに
2. プラズマ脱臭処理システムの開発について
2.1 プラズマ脱臭装置とは
2.2 ラジカルとは
2.3 プラズマ脱臭装置による臭気処理
2.4 コールドプラズマによる臭気分解の概念
2.5 プラズマ脱臭装置の放電システム
2.6 プラズマ脱臭装置とオゾン脱臭装置
2.7 プラズマ脱臭装置の魅力
2.8 デオドレス・プラズマ脱臭装置の特長
2.9 プラズマ脱臭処理システムの開発段階での目標
2.10 被処理空気
2.11 放電に対する放電副生成物(塩類)の影響
2.12 安定した放電のための課題
2.13 湿度の放電に対する影響
3. プラズマ脱臭処理システムの応用例について
3.1 実用化技術
3.2 プラズマ脱臭装置の構成
3.3 放電の安定化技術
3.4 放電モニター値と臭気濃度低減率
3.5 プラズマ脱臭装置による臭気処理例
3.6 放電による副生成物
3.7 電極のメンテナンス
4. おわりに
第8講 プラズマクラスターイオンによる空気浄化技術
1. はじめに
2. イオン発生素子の構造と特性
2.1 イオンの発生素子
2.2 イオンの発生原理
2.3 イオンの測定技術
2.4 イオンの特性
3. 空気浄化の原理
3.1 室内の臭いの原因
3.2 空気の浄化
4. クラスターイオンの発生素子
4.1 クラスターイオンの発生原理
4.2 浮遊細菌の除去
4.3 プラズマクラスターイオンの性能
4.4 タバコ煙の脱臭性能
4.5 臭気分子分解反応モデル
5. クラスターイオンの安全性
5.1 自然界のイオン濃度
5.2 都市のイオン濃度
5.3 空気中イオンの空気浄化効果
5.4 安全性
6. 搭載商品
7. おわりに
7.1 今後の展開
7.2 弱点・注意事項
第9講 超音波を利用した脱臭・殺菌技術とその適用
1. はじめに
2. 超音波照射による臭気物質の除去
2.1 実験手順
2.2 実験装置
2.3 結果および考察
3. おわりに
第10講 活性酸素種を利用した空気清浄技術とその応用
1. はじめに
2. 家電品における脱臭・空気清浄技術
2.1 空気清浄機のニーズと市場動向
2.2 各種空気清浄機の特長と比較
2.3 各種エアコン・冷蔵庫における空気清浄・脱臭・殺菌方法の特長と比較
3. 活性酸素種の環境技術への応用について
3.1 メカニズム
3.2 水処理
4. 活性酸素種利用の空気洗浄エレメントについて
4.1 オゾン方式
4.2 マイナスイオン方式
5. おわりに
第11講 マイナス空気イオンの生体におよぼす影響とその効果
1. はじめに
2. 自然環境におけるイオン発生
2.1 大気のイオン化
2.2 大気をイオン化するエネルギー
2.3 マイナスイオンの発生原理
2.4 マイナスイオンのフィールド調査
3. 活性酸素とは
4. セロトニンの関係
5. マイナスイオンに関する論文
5.1 気候変化と大気イオン
5.2 気候変化の生体におよぼす影響
5.3 マイナスイオンとセロトニン
5.4 マイナスイオンと自律神経系および血圧
5.5 マイナスイオンの抗酸化作用
5.6 マイナスイオンと作業能力
5.7 マイナスイオンと精神神経疾患
5.8 マイナスイオンと呼吸器系疾患
6. おわりに
第12講 マイナス空気イオン・酸素濃度などによる空気質の改善と人体への影響
1. はじめに
2. 研究の概要
2.1 空気質と居住性
2.2 森林は穏やかで刺激的な快適環境
2.3 森林内と事務オフィスの比較
3. マイナス空気イオン
3.1 環境別空気イオン濃度
3.2 マイナス空気イオンの人への影響評価
3.3 マイナス空気イオンのまとめ
4. 酸素(酸素富化の人への影響評価)
4.1 研究の目的
4.2 実験デザイン
4.3 実験結果
4.4 酸素のまとめ
5. おわりに
第13講 水噴霧型マイナスイオンの空気調和への応用
1. 空調の概要と変遷
1.1 空調とは
1.2 空調の目的
1.3 一般空調における快適性の向上
1.4 湿式(エアーワッシャー)空調システム
1.5 実験・デモ用湿式(エアーワッシャー)空調機
1.6 湿式空調システムの特徴
2. 空気イオン
2.1 空気イオンとは
2.2 空気イオンの空調への関わり
2.3 マイナスイオンの発生方法
2.4 マイナスイオンの比較
3. マイナスイオンの濃度
3.1 環境評価
3.2 イオンカウンターによる空気イオン濃度の測定
3.3 マイナスイオンの実測例
3.4 マイナスイオン濃度測定のまとめ
4. マイナスイオンの人体への影響
4.1 水噴霧型マイナスイオンの効果検証
4.2 発生方法の違いによるマイナスイオンの効果検証
4.3 マイナスイオンの長期暴露による効果検証
4.4 マイナスイオンの人体への影響のまとめ
5. マイナスイオン空調システムの展開
第14講 気化+放電式マイナス空気イオン発生法と創空気システムの開発事例
1. はじめに
2. 空気マイナスイオンの基礎知識
2.1 空気マイナスイオンとは
2.2 空気イオンの計測方法
2.3 空気マイナスイオンの存在量
2.4 空気マイナスイオン発生方式の比較
2.5 空気マイナスイオンの応用
3. 創空気システムの考え方
4. 気化+放電式空気マイナスイオン発生方式
4.1 ねらい・アプローチ
4.2 原理
4.3 マイナスイオン発生要因の検討
5. 空気マイナスイオンの生理作用
5.1 神経系への作用
5.2 呼吸器系への作用
5.3 髪への作用
5.4 マイナスイオン生理作用のまとめ
6. おわりに
第15講 マイナス空気イオンの測定法の標準化とマイナス空気イオン関連製品の
市場展望
1. はじめに
2. マイナス空気イオンにおける測定法標準化の動向
2.1 マイナス空気イオンの測定方法の現状とその問題点
2.2 マイナス空気イオンの測定法の標準化と今後の展開
3. マイナス空気イオン関連製品の評価と今後の市場展望
3.1 マイナス空気イオン関連製品の開発動向
3.2 マイナス空気イオン効果
3.3 セラミックスによるマイナスイオンの発生と効果のプロセス
3.4 マイナス空気イオン発生セラミックスの法的規制
3.5 マイナス空気イオン関連製品の今後の市場展望
3.6 日本機能性イオン協会の設立とこれからの展望
4. おわりに
著者
第1講
伊藤 泰郎
武蔵工業大学 工学部 工学部長・教授
第2講
松永 直利
三菱電機(株) 社会システム第二部 水・環境課 担当課長
第3講
須崎 活光
三菱製紙(株) 新素材事業部 フィルター事業室 担当課長
第4講
石川 栄
盛和工業(株) 研究部
第5講
尾形 敦
(独)産業技術総合研究所 環境管理研究部門励起化学研究グループ 主任研究員/金沢
大学連携大学院助教授
第6講
水野 彰
豊橋技術科学大学 エコロジー工学系 教授/東京大学 大学院工学系研究科 電子工学専
攻 教授
第7講
前田 洋輔
(株)タクマ 新エネ・環境本部 アメニティーシステム部第一課 課長
第8講
西川 和男
シャープ(株) 電化システム事業本部 電化商品開発センター 係長
第9講
野島 秀雄
シャープ(株) 電化システム事業本部 電化商品開発センター チーフ
第10講
前田 泰昭
大阪府立大学 大学院工学研究科 物質系専攻機能物質科学分野 教授
第11講
任 奉彬
大阪府立大学 大学院工学研究科 客員研究員
第12講
劉 永億
大邱大学校 環境教育学科 助教授
第13講
中津川 直樹
三菱電機(株) 先端技術総合研究所 環境システム技術部 水環境グループ 専任
第14講
琉子 友男
東京都立大学 大学院理学研究科 身体適応科学講座 助教授
第15講
島上 和則
カネボウ(株) 化粧品事業本部 エステティックライフ研究所 マネージャー・主席研究員
第16講
唐木 千岳
(株)テクノ菱和 技術開発研究所 課長代理
第17講
山内 俊幸
松下電工(株) 電器分社 電器R&Dセンター 快適科学研究室 主幹技師
第18講
西村 純一
(株)エコホリスティック 代表取締役/日本機能性イオン協会 事務局長