内容説明
現代を生きる新しい俳句表現への挑戦。戦争を挟んだ変動の時代に展開された五人の俳句作者の行跡を追う。
目次
第1部 草城と誓子“季語の別れ”(出会い;新興俳句の勃興と俳壇状況;季語の別れ それぞれの道)
第2部 窓秋と白泉“詩への越境”(高屋窓秋―「馬酔木」のホープから新興俳句への道、そして大いなる空白;渡邊白泉 抵抗するペーソス詩人;戦後俳句の出発 ほか)
第3部 中村草田男“ラザロの眼から詩人の眼へ”(はじめに―聖家族;俳句前史―ラザロの眼;第一句集『長子』の草田男 ほか)
著者等紹介
近藤栄治[コンドウエイジ]
1949年2月愛知県生まれ。北海道大学文学部卒業。2010年第30回現代俳句評論賞(現代俳句協会主催)を「高柳重信―俳句とロマネスク」で受賞。俳誌「青垣」(代表 大島雄作)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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