内容説明
幕末宇和島の日常や営みから生まれた小さな小さな出来事。歴史の表舞台では取り上げられないそんなエピソードによって「時代の空気」が伝えられ、人々のいきいきとした姿が甦る。宇和島藩の幕末を映す八つの物語。
目次
第1話 殿様のご心労―相次ぐ大旱魃と大水害
第2話 萩乃森事件別説―御威光と民意
第3話 御奉行小梁川主膳殿の御難―コケ(虚仮)にされた話
第4話 侍と民百姓との間合い―身分意識の揺らぎ
第5話 越訴騒動の後で―不参加者との和解まで
第6話 茂十郎の強情とお上の面倒見―兎に角話だけは聞く
第7話 久太郎の大酒乱暴始末―お上の出番
第8話 お達しの守られ方―酒、博奕、不義密通の場合
著者等紹介
田中貞輝[タナカサダテル]
1934年西予市明浜町高山生れ。1957年九州大学経済学部卒・伊予銀行入行。取締役宇和島支店長、いよぎん地域経済研究センター社長、松山短期大学教授、愛媛大学地域共同研究センター客員教授を歴任。実家に残る古文書の解読史話シリーズ高山浦幕末覚え書(平成15年から26年までに17号)を自費出版し地元へ配付。現在、NHKカルチャーセンターと愛媛県立図書館で古文書解読講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 田舎暮らしの魔草薬師は返り咲く~不正は…
-
- 和書
- ミルク総合事典