内容説明
シドニィ・シェルダン氏が世界中で大ベストセラーを連発中の超多忙時期に書かれたのがこの作品、「運命の25セント」。アカデミー出版社が英語教材用として使うため、これまで発行されませんでしたが、今回ようやく超訳発行の運びとなりました。期待を裏切らない面白さです。
著者等紹介
シェルダン,シドニィ[シェルダン,シドニィ] [Sheldon,Sidney]
若い頃からモノ書きに憧れ、その夢をブロードウェーの劇作家として実現。たちまち人気作家に。その後、ハリウッドに移り、映画の脚本を書く。「独身者と女学生」ではアカデミー脚本賞を受賞。50歳を過ぎてから小説を書き始め、作品の全てがベストセラーになるという超人気作家に。その累計部数の多さでギネスブックにも載る。作家としては珍しく、ハリウッド大通りの「ウォーク・オブ・フェーム」に名前を刻まれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kircheis
15
★★☆☆☆ ピカピカの25セントが様々な人々の手を渡り、その運命に影響を与えるというお話。 オムニバス形式で、広い意味での群像劇だったが、一つ一つのエピソードにぶつ切り感があったように感じた。 サクサク読めるものの、印象に残るようなシーンもあまり無く、気付いたら終わってた印象だ。 そんな中でも、ラストのオチはなかなか良かったと思う。2018/08/11
あまみ
12
シドニー・シェルダンの本は二十年ほど前には発売されるごと片っ端から読んだ。その頃日本で翻訳、発売(アカデミー出版、天馬龍行)されたものはおそらく全部。どれもとても面白く、帯の、ページを開くと夜眠れなくなる、という内容のコピーは嘘でなかった。書いた時期はズレるかもしれないが、出版が後のものは面白さは減っていった(あくまで前のものに比べてということです)。 【コメントに続く】 2021/10/13
SHIN
9
本書では〝幸運の25セント〟の使い方よって、人の運は右へ行くか左に行くかなんか分からないとあった。 私が思うに、自分が欲しいと願ったときは、言葉に発した方がいいし、行動に移した方がいい。これが幸運につながるきっかけになれると信じている。2021/07/04
屋根裏部屋のふくろう🦉
8
良い行いの人には福が来て、邪悪なものには天誅が下るところが小生のような貧乏人の心情心理をくすぐりまくる。ううぅー、それにしても、良いなぁ、この25セント。 こういう幸運を呼び込むコインが小生のところにも転がってこないかな、そう思ったらコインを邪険に扱わず大事にせなあかん。さて果たして自分ならどうなると幸せかな?今不満を言ってるあなた、よくよく考えたら、それは幸せと違うんか?2019/04/01
こつ
7
まさかの英語教材でした。ばっちし宣伝付き。決してつまらないのではないけれど、シドニーシェルダンだと思うと物足りなさを感じます。小説として書いた訳じゃないから仕方ないですかね。2017/10/02