内容説明
どんな社会にもあるおきてや戒め。しかしそんなものを守って生きているのは時代遅れ!今の社会はもっと複雑で化学反応的なのだ。だから、古い戒めなど破って自由闊達に生きたほうがかえって幸せになれるチャンスが…。例えば…。天才作家シドニィ・シェルダンが教える痛快な現代的ミラクルの数々。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
21
★★シドニーシェルダン、全ての作品が面白いわけではない。モーゼの2枚の石版に記された十戒が本当は十二戒であり、あと2戒は実はもう一枚石版はモーセが落として割ってしまった、という興味を引く作家の創作内容からスタートする。が、中身は単なる12短編で、この戒律を破って良い人生を送った人の物語が逆説として語られているがのだが、キリスト教徒で思い入れがある生活を送っている読者なら少しは受取り方も違うのかもしれないが、まったくの無神論者にとっては、感慨すらないあくまでつまらない短編集で残念。2014/02/03
youyou88
14
モーゼが神から授けられたとされる十戒。 それが本当は十二あったとして、それぞれの戒律を破った男たちの顛末を綴った短編集。 すべて善人であり、戒律を頑ななまでに守り、最後はやむなく戒律を破るのだがその結果は‥。 それぞれ面白かったけど‥。 あまりに都合よくいきすぎ!と思ってしまうな。 シドニィシェルダン大好きだったのになぁ。 詳しい感想はこちらへ↓ https://ameblo.jp/harayou1223/entry-12883738877.html2025/02/09
まぁにぃ
10
ん~、なんて感想を書いたら良いのだろうか。 十戒でも十二戒でもいいが、「それで?」の連続で終わってしまった。 2016/06/10
たつや
4
図書館で見つけて借りた。序盤で旧約聖書のダイジェストが続き、その後、現代劇に突入する。「世にも奇妙な物語」的にショートストーリーが延々とラストまで続く。様々なスチュエーションがあるが、モーセの十戒を破ったおかげでこうなった。的な終わりが多く、聖書を皮肉ったつもりか?胸糞悪い本でした。内容は薄い。2023/06/20
Kircheis
4
★★☆☆☆ 実は十戒ではなく十二戒でした、という奇想天外な発想から始まる冒頭に期待が高まったが、各戒律を破った者が、神の罰を受けるどころか幸せをつかむ、というワンパターンな展開がひたすら続く。 しかもあまりスカッとするような内容ではないものも多く、「汝、殺すなかれ」の編は特に意味が分からなかった。 短いからすぐに終わることが、唯一の救いといえる。2018/08/08