内容説明
東日本大震災から3年。…次第に風化しつつある人々の記憶。震災直後のあまりにも重い現実を前に、ひとつの組織として「住まい」と「まち」の再生にどう取り組んでいったか。その震災の特異なありよう、お手本もなく手探りで進められた復興活動など、当事者にしかわからない体験と記録を集約した一冊。未曾有の大震災を経験し、復興再生に全力を尽くしたある組織の記録!
目次
第1部 震災直後に(センター及び職員の被災と対応;応急危険度判定調査に見る課題 ほか)
第2部 復興計画作成の支援(石巻市震災復興計画の作成支援に参加して)
第3部 住宅再建の支援と展望(住宅建築の動向と課題;住宅再建の実態―建築主及びハウスメーカーへのアンケート結果 ほか)
第4部 業務展開における苦闘(住宅再建急増への業務対応;建築確認審査から見た復興 ほか)
第5部 座談会―復興にどう取り組んだのか、今後は何をめざすのか
著者等紹介
三部佳英[サンベヨシヒデ]
一般財団法人宮城県建築住宅センター理事長。1949年山形県生まれ。東北大学大学院修士課程(建築学専攻)を修了。宮城県経済産業再生戦略局長、環境生活部長を経て、2008年(株)仙台港貿易促進センター代表取締役社長。2009年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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