出版社内容情報
《内容》 高血圧やそれに伴う臓器障害において、レニン・アンジオテンシン系(RAS)の最終産物であるアルドステロンが重要なファクターであることが明らかになってきた。本書では、そのアルドステロンの最新情報をわかりやすく解説した。
内容説明
本書は、アルドステロン研究の最前線で活躍する方々に、その最新の研究成績をわかりやすく紹介することを目的として企画したものである。
目次
第1章 RA系からRAASへのパラダイムシフト:RA系亢進の鍵を握るアルドステロンの重要性(RAA系(RAAS)およびアルドステロンの古典的概念
RALESのもたらした概念の変化 ほか)
第2章 高血圧の発症因子としてのアルドステロンとアルドステロンブロックによる降圧療法(アルドステロンの昇圧機序;治療:抗アルドステロン薬と新規のアルドステロン・ブロッカー ほか)
第3章 アルドステロンの心障害(アルドステロンの心筋線維化作用;慢性心不全の病態とRAAS ほか)
第4章 アルドステロンの血管・脳・腎障害(アルドステロンの血管障害作用;アルドステロンと脳血管障害 ほか)
第5章 アルドステロン・キーワード解説(CYP11B2・MR・11β‐HSD2の基礎および体内分布;アルドステロンの非ゲノム作用 ほか)
著者等紹介
藤田敏郎[フジタトシロウ]
東京大学大学院医学研究科腎臓・内分泌内科学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。