内容説明
現代医学が忘れている「木を見て森も見る医療」とは?病気のうわべの症状だけではなく、生活習慣・病巣感染など患者の持つ問題点を探り、病気を根本的に治療する医療の実践。
目次
第1章 慢性免疫病というもの(現代医学と慢性疾患;慢性免疫病の起きるプロセス ほか)
第2章 病巣感染と慢性免疫病(慢性免疫病と自律神経、白血球の関係;諸悪の根元は病巣感染 ほか)
第3章 慢性免疫病からの解放―IgA腎症の場合(慢性疾患が「治る」ということ;IgA腎症について ほか)
第4章 慢性免疫病の克服に向けて(心身の健康へ向かう道;病巣感染を治療する ほか)
第5章 「医学はロマン」を信じて(鬼っ子扱いだった根治療法;エビデンスと経験知と ほか)
著者等紹介
堀田修[ホッタオサム]
1957年愛知県生まれ。1983年防衛医科大学校卒業。専門領域は腎臓内科学。医学博士、日本腎臓学会評議員。研究領域は腎臓病の診断学と治療学でこれまで欧米医学雑誌に多数の論文を発表。中でも2001年、2002年にAm J KidneyDiseaseに発表したIgA腎症の根治治療は世界に衝撃を与えた。これまでに1000例を越すIgA腎症の根治治療の実績を持つ。現職は仙台社会保険病院腎センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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