内容説明
詩人・絵本作家・アイヌ復権の旗手、宇梶静江。その苦悩のはての、勇気と再生の物語。
目次
第1章 父と母、大地の愛に育まれて(いとしい子どもたちへ;大津波の日に生まれたいのち ほか)
第2章 自分の人生は自分で創る!(「いじめられ続けた」答えを探して;大人になったら、きっとみんなを助ける ほか)
第3章 本当の「自分」を生き直そう(恋とおしゃれ。アイヌなんて過去のこと;平穏な妻の座。だけど、何かが違う… ほか)
第4章 夢中になれることを見つけた喜び(刺繍文様に祈りを込めて;カッコよくてまぶしい若い世代 ほか)
第5章 生きている。そのことだけで素晴らしい!(心に新しい風が吹いてきた;シマフクロウに見守られながら ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
daya
1
アイヌ刺繍を習う流れでこの本ともであう。たまたま静江さんの刺繍の作品を見せていただける機会もあり、アイヌとしてのアイデンティティを取り戻し、社会や法律の中でもその存在を認めさせていく活動のことなどのプロセスが描かれている自伝的な1冊。その中にもアイヌ文化の世界観を感じられてよかった。過去のアイヌ文化と今生きているアイヌの人たちの生活の中での折り合いのつけ方などももっと知りたくなった。2018/03/05
ちあき
1
静江さんステキです。アイヌの教え、静江さんの口から話を聞きたいと思いましたし、息子さんの剛士さん、息子さんと本を読むまで知りませんでしたが、テレビを通してみる彼から温かい人柄を感じて、好きな俳優さんの一人でした。静江さんの息子さんと知って、大納得!2012/09/28